目とまなざし/平面と空間——マンガ表現論の新地平へ第3回

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【イベント概要】

三回連続講座の第三回のみを残し、講師入院のため延期となっていた講座をあらためて行います。三か月ぶりのゲンロンスクールです。

二月、三月に行った二回では、マンガ…コマの並列によって物語られる形式の特性を、図像が取り付けられた「平面」と、あたかも枠=フレームのなかに奥行きがあるかのような「空間」との二項の対立という図式を作業の前提に、「平面」とキャラ図像の「目」、「空間」とキャラの「まなざし」をそれぞれ対応させることで解析を試みました。

この議論での「まなざし」はラカン派のいう「目」に相当し、そちらに通じているひとには少々混乱を招きかねないものですが、あえてこの用語法で通しています。
前回まではもっぱら遠近法的な空間を設定する「視点」として機能するキャラの「まなざし」を軸に、「奥行きのある空間」の側からコマわり表現にアプローチをし、そこからでは言及できないレヴェルのものとして「図像がとりつけられた平面」と「目」の問題をあぶりだすという理路を取ってきました。

今回は、まさに「目」の図像を中心に論を展開しようと目論みます。
多様に、豊かに描かれ、図像をキャラ図像たらしめる「目」。
たとえば「瞳孔」と「ハイライト」を手掛かりに、夏目房之介の「目の光」をめぐる議論を踏まえ、キャラ図像の「目」の持つ意味に迫りつつ、「コマ構造」と「絵柄」の関係にまで踏み込むことができれば……と考えています。

伊藤剛 Go Ito

1967年名古屋市生まれ。名古屋大学理学部卒。マンガ評論家。東京工芸大学マンガ学科教授、武蔵野美術大学非常勤講師。著書に『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(星海社新書)、『マンガは変わる』(青土社)など。共著書に『マンガを「見る」という体験―フレーム、キャラクター、モダン・アート』『マンガ研究13講』『マンガ視覚文化論』(いずれも水声社)などがある。2015年より大分県立美術館ほか巡回「『描く!』マンガ展」監修。

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