カフェに
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友の会会員 前売券2,000円
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友の会会員 当日券2,500円
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一般 前売券2,500円
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一般 当日券3,000円
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【イベント概要】
震災以前からチェルノブイリ原発事故の歴史的意義を問い続けてきたアーティスト、ヤノベケンジがゲンロンカフェに登場。福島第一原発観光地化計画は「先輩」を超えられるのか?
1997年に「アトムスーツプロジェクト」でチェルノブイリを訪れ、2011年10月には放射線防護服を着た巨大子供像「サンチャイルド」を制作したヤノベは、「ダークツーリズムから観光地化へ」というゲンロンの試みを先取りしていたとも言える。
ヤノベの想像力の源泉には、大阪万博が強く影響している。廃墟と化した万博会場跡に、磯崎新のロボット「デメ」と「デク」、岡本太郎の「太陽の塔」、丹下健三の大屋根など、未来を思い描く作品群が取り残された様子から、ヤノベは「未来の廃墟」のイメージを見る。サンチャイルドは放射能汚染を題材とすることで、数十年後の未来には汚染が除かれ、子供が防護服のヘルメットを取ることができるという「未来の再生」を提示した点で、「未来の廃墟」への応答という文明論的視野を備えているのだ。
ふくしまゲートヴィレッジは「ツナミの塔」「ネオお祭り広場」など大阪万博への参照項を含むだけでなく、原子力が描いた夢とその破綻をめぐる問いという意味でも、ヤノベの活動と重なる部分が大きい。
まったく別の場面にありながら似た軌跡をたどってきた、ヤノベケンジと福島第一原発観光地化計画。
出会いがいま、もうひとつの未来を作る。
ヤノベケンジ Kenji Yanobe
1965年大阪生まれ。現代美術作家/京都造形芸術大学教授兼ウルトラファクトリー・ディレクター。
1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。1990年初頭より「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある機械彫刻を制作。幼少期に大阪万博跡地(未来の廃墟)を遊び場にしたことが創作の原点。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外で評価が高い。1997年より放射線感知服「アトムスーツ」を身にまといチェルノブイリなどを訪れる「アトムスーツ・プロジェクト」を敢行。21世紀の幕開けと共に、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行。腹話術人形作品「トらやん」を元にした巨大ロボットや、「第五福竜丸」をモチーフにした航行可能な「ラッキードラゴン」を制作。火や水を用いた壮大なパフォーマンスやジャンルを超えた活動を展開する。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント「サン・チャイルド」を国内外で巡回。2014年、阪神大震災20年に合わせて、「サン・シスター」が神戸に常設設置される。
津田大介 Daisuke Tsuda
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。 大阪経済大学客員教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2018年11月13日に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)を刊行。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。
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