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前売券1,600円
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当日券2,100円
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チャンネル会員無料
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一般411円
【イベント概要】
いじめ、ニート、ひきこもり、オタク、コミュ障、ぼっち、メンヘラ…。
混迷を深める現代日本社会。次々と現れてくる、新しい形の社会的な病理。
気鋭の精神科医・斎藤環筑波大教授は、その現状をわかりやすく世間に紹介しながら、するどい分析活動を通じた問題提起と、マイノリティの権利保護に努めていた。
しかし一方その頃、魔法の国・ニコ生配信界では、そうしたマイノリティ達、世間的には弱者・落伍者というレッテルを貼られるような者であればあるほど配信者としては輝き、マジョリティを構成するという、摩訶不思議な放送共同体が構築されていた!
・視聴者を我が子供達と呼び、視聴者には自分の事をパパと呼ばせるニート。
・屋外での放送時、突発的に自傷パフォーマンスを行う癖があるひきこもり。
・放送中は決して笑わないと宣言し、他人にもそれを強要する覆面男。
など、それら一つ一つが何かの症例なのではないかと疑いたくなるような配信者達がうごめいている。
また彼らは日常生活において、信じがたい程の長時間を配信に費やす。現実社会の価値観には背を向け、『放送さえできれば他には何もいらない』と口を揃えながら、不特定多数の前にプライベートを晒し続ける配信者達。そしてそれを見続けた上で、さらなる長時間の放送を要求する視聴者達。この状況は本当に正常といえるのか?
彼らの欲望はどこから来て、どこに向かっているのか?
ベストセラーとなった著書『社会的ひきこもり——終わらない思春期』において、他に先駆けて”ひきこもり”という概念を世界に紹介した斎藤教授。若者のネット文化にも詳しい現役精神科医が、謎の存在・ニコ生配信者を公開カウンセリング!
誰もが”何かが狂っている”と感じつつも、これまで放置されてきた超ガラパゴス文化・ニコ生の精神世界に、ついにメスが入る!
なお番組では、普段いじめやひきこもりの電話相談に乗っている緑からのリクエストで、特別に斎藤教授による電話相談コーナーを設ける。何か精神面で葛藤を抱えてしまっている視聴者の方は、ぜひお電話頂きたい。
斎藤環 Tamaki Saito
1961年、岩手県生まれ。1990年、筑波大学医学専門学群環境生態学卒業。医学博士。爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学。著書に『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書)、『映画のまなざし転移』(青土社)など。2013年、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店)で第11回角川財団学芸賞を受賞。2020年、『心を病んだらいけないの?』(與那覇潤との共著、新潮社)で第19回小林秀雄賞を受賞。
横山緑 Midori Yokoyama
“馴れ合い禁止” ”笑うこと禁止” “出会い禁止” “初心忘れるべからず”をモットーに、ニコニコ生放送のサービス開始当初よりマスクをつけて放送を行っている。
自転車で数百キロを走るなど過酷な放送も多数行なっている。2014年9月8日に息子である千八くん(仮名)が誕生し、父親になった。
よっさん Yossan
太い眉毛がトレードマークの雑談系配信者。
かつてはゲーム実況を中心にしていたが、コミュニティ人数が増えるにつれ他配信者の話題を中心とした放送をするようになりアンチも増えたが、天性の憎めなさから一定の信者も存在し多くの意味で人気な生主である。
不規則な生活リズム、偏った食事から糖尿病を患い杖なしでは歩けない状態になっている。
野田草履 Zori Noda
1986年生まれ。福岡県出身。配信者。社団法人・日本プロストリーム団体団員。ニートだった2011年頃から配信活動を開始。配信デビュー以前は約8年間もの間、ほとんど自室から出なかったという筋金入りの引きこもり経験者。世の中への怨嗟を募らせながらひたすら読書に耽る日々を経て配信デビューしたのち、思想・政治系のオピニオン配信で人気を博す。配信こそ人類最高の文化と言い放つ配信原理主義者。この秋には本間すなおと共にグリーのCM動画コンテストに応募し見事優勝。全国CMデビューを果たす。
魔王(青木志貴) Mao (Shiki Aoki)
言わずと知れたニコ生界のスーパーアイドル。今回は日本配信者協会の旗揚げイベントという事で、忙しい中駆けつけてくれた。司会的なポジションで議論に加わる。