若者が働けない社会──気鋭の社会学者による『未来の変え方』徹底討論!

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【イベント概要】

6月に刊行された、工藤啓+西田亮介『無業社会——働くことができない若者たちの未来』(朝日新書)が話題を呼んでいる。

本書のテーマである「若年無業者」とは、学校に通っていない独身者で、ふだん収入を伴う仕事をしていない個人のこと。日本国内で200万人を超え、15歳から39歳までの若者のうち16人に1人を占めるという。
人口減が問題となるなか、これだけ大量の若い労働力が活用されず、場合によっては福祉の対象となっていることは、日本社会においてきわめて大きな損失だ。
若年無業者が65歳まで生活保護を受給し続けた場合と、就労して納税主体に転じた場合の社会が負担するコストの差は、なんと1億5000万円にものぼる。

若年無業者の側も、無職であることを望んでいるケースは少ない。
就職活動の失敗、就労時の挫折、心身の不調、それらに伴う「働く自信」の喪失……など、さまざまな理由で「無業」状態に置かれている。
上記『無業社会』ではさまざまな事例を紹介しながら、無業者はまったく他人ごとではない、という現実をあぶり出す好著だ。

このたびゲンロンカフェでは、そんな『無業社会』の著者、西田亮介氏を招き、同世代の社会学者、開沼博氏と「若者が働けない社会」を主題に公開対談を設定する。

開沼氏は、『「フクシマ」論』に続き、ホームレスギャル、生活保護受給者、偽装結婚ビジネスなどを丹念に取材したルポルタージュ、『漂白される社会』(ダイヤモンド社)を昨年上梓。
そのなかで氏は、自由で平和な日本社会が、周縁的な存在を「漂白」し、「見て見ぬふり」をしていることを指摘している。
若者無業者もまた周縁的な存在のひとつであり、実際には『読売新聞』の書評欄で『無業社会』を取り上げてもいる。

1983年生まれの西田亮介、1984年生まれの開沼博、若い2人の社会学者が語る、若者無業者に直面する新・日本社会論。

開沼博 Hiroshi Kainuma

1984年福島県いわき市生まれ。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。専攻は社会学。著書に『フクシマの正義「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』(同、佐藤栄佐久氏との共著)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。学術誌の他、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。

西田亮介 Ryosuke Nishida

1983年京都生まれ。東京工業大学准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。同政策・メディア研究科助教(研究奨励Ⅱ)、(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授等を経て、2015年9月に東京工業大学に着任。現在に至る。
専門は社会学。著書に『コロナ危機の社会学』(朝日新聞出版)『ネット選挙——解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、『メディアと自民党』(角川新書)『情報武装する政治』(KADOKAWA)他多数。

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放送開始
2014/09/11 19:00
タイムシフト視聴終了
2014/09/18 18:00