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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
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レンタル(7日間)600円

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チャンネル会員無料
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一般500円

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チャンネル会員無料
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一般823円
【イベント概要】
ときにラッパー、ときに俳優、ときにお笑い芸人でテレビタレント、ときに作詞家、編集者、ときにベランダで植物を育てる男……。このひとはいったいなにをしているひとなのか???
15万部を記録した感動ものの『想像ラジオ』の直後に、架空の作者が書いた架空の小説を架空の翻訳者が訳した体裁の『存在しない小説』を刊行する。いったいなにがしたいのか。
芥川賞候補になっては「新人」なのかが話題となり、選考ではそれが「小説家の仕事」かどうかで紛糾する。振り返ってテレビを点ければユースケ・サンタマリアやくりぃむしちゅーと共演してオトナのトークから鋭いツッコミまでを見せている。
いったい、「いとうせいこう」とは誰なのか? なにものなのか?
今秋に刊行が始まる池澤夏樹編・日本文学全集では、古典の名作「曽根崎心中」の現代語訳を手がけ、個人サイトを覗けばレーモン・ルーセルやマルセル・デュシャンをめぐるハイパーテキストと、デビュー作『ノーライフキング』の著作権放棄した英訳が、いつ更新されるともしれず、しかし放棄されきることもなく建築しかけた塔のようにそびえている。
根底にある「文学」性と、それをよしとしない「非・文学」性。現代文化の周縁であり中心、中心でありつつ周縁をになう鬼才の本質を探る120分。
【イベント後記】

市川真人 Makoto Ichikawa
20世紀末から約20年、文芸雑誌「早稲田文学」のリニューアルや文学フリマ、各種国際文芸フェスティバルの立ち上げ、文芸批評、TBS系情報番組「王様のブランチ」等各種媒体での書籍紹介など主に文芸ジャンルの更新を手がけつつ、早稲田大学等で教壇に立つ。直近の10年は関心を広義のメディアとコミュニケーションテクノロジーに移し、AIの設計概念を用いたコンテンツ分析の基礎研究やアプリケーション・ラボの企画アドバイスなどを行いつつ、半世紀に渡るギャンブル狂を加速させている。著書に『小説の設計図【ルビ:メカニクス】』、『紙の本が亡びるとき?』、『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか』など。

いとうせいこう Seiko Ito
1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説「ノーライフキング」でデビュー。
1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞、「想像ラジオ」で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に『「国境なき医師団」を見に行く』「福島モノローグ」「東北モノローグ」「親愛なる」などがある。
みうらじゅんとは共作『見仏記』で新たな仏像の鑑賞を発信し、武道館を超満員にするほどの大人気イベント『ザ・スライドショー』をプロデュースする。現在はnoteで「ラジオご歓談!」「見仏記9」を配信中。
音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。現在は、口口口(クチロロ)、いとうせいこう is the poetで活動。
テレビのレギュラー出演に「ビットワールド」(Eテレ)、「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」「フリースタイル日本統一」(テレビ朝日)などがある。