ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第2期#17「XX批評宣言」を起草せよ。【冒頭部分】──事前指導

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【課題】

「XX批評宣言」を起草せよ。【冒頭部分】

「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」第2期、最終課題は以下である。

課題
「XX批評宣言」を起草せよ。

塾生諸君はすでに(そしてウオッチャーの皆様も)お気づきかと思うが、今期の一連のレクチャー/ワークショップにおいて、それぞれ異なる出自、専門、志向などを備えている筈の各回講師陣の口から極めて頻繁にひとつの固有名詞が発された。蓮實重彦という名前がそれである。
主任講師自身、若い時分にこの人物から与えるつもりもなく与えられた甚大なインパクトによって「批評」に目覚め(てしまっ)たと言っても過言ではないのだが、今期のあまりの頻出ぶりには正直驚かされた。ゲンロンといえば「柄谷行人」であるが、疑いなく「蓮實重彦」は柄谷と並ぶ現代日本批評の巨大なモノリスである。
そこで最終課題では、蓮實氏の代表作である『表層批評宣言』に倣い、各自が「XX批評」なるものを創出もしくは仮構し、来るべき「XX批評」の存在意義と効力を「宣言」して欲しい。「XX」にはどのような単語が入っても構わない(もちろん二文字でなくともよい)。
但し、それぞれに捏造した「XX批評」を「宣言」するにあたって、必ず具体的な作品、表現、人物、事象などを論じること。ただ単に抽象的、観念的なものではなく、実際に「使える」ことを自ら証明して欲しい。
すなわち「XX批評宣言」をすると同時に、当の「XX批評」のすこぶる出来の良いサンプルを提示することが求められる。
分量:400字詰め原稿用紙50枚(約2万字)前後

 
課題提出は二段階に分かれる。

2月15日(水)中に、最終課題の冒頭部分(4000~6000字まで)を提出する。最終提出の際に改稿するのは構わない。
また、この回をパスして最終課題を提出するのも可。
2月22日(水)は、第一部を佐々木による総括的な講義、第二部を提出された冒頭部にかんするワークショップとする。提出者全員を対象とし、上位3名をその場で発表する。尚、40名マイナス提出者数の点数は佐々木がひとりで配点する。
この時点で総計得点の上位3名は、自動的に最終選考会への選抜権を得る。

最終課題の提出期限は、3月4日(土)。
すでに決まっている3名に加えて、3名を佐々木が選出する。
計6編の最終候補作を、選考委員(高橋源一郎、菊地成孔、東浩紀、佐々木敦)が読んだ上で、3月18日(土)の最終選考会を開催する。
選ばれた6名のプレゼンと質疑応答を経て、選考委員が持ち点15点を配点、総計して最も点数の高かった者(過去の回の得点は含まない)を批評再生塾の二代目総代とし、その場で選考委員により提出作が掲載されうるレベルを満たしていると認定されれば、『ゲンロン』本誌でのデビューが確約される。

 

【イベント後記】

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佐々木敦 Atsushi Sasaki

撮影=新津保建秀
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉主任講師。『即興の解体/懐胎』(青土社)、『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『例外小説論』(朝日新聞出版)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、など著書多数。近著に『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『筒井康隆入門』(星海社新書)、『新しい小説のために』(講談社)がある。

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放送開始
2017/02/22 19:30
タイムシフト視聴終了
2017/03/01 18:00
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放送開始
2017/02/22 21:30
タイムシフト視聴終了
2017/03/22 23:59