カフェに
行く
-
友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
-
友の会会員 前売券2,100円
-
友の会会員 当日券2,600円
-
一般 前売券2,600円
-
一般 当日券3,100円
ネットで
見る
-
レンタル(7日間)600円
-
チャンネル会員無料
-
一般500円
-
チャンネル会員無料
-
一般1,000円
【イベント概要】
5月26日(金)に全国公開、早くも衝撃の内容に話題沸騰、大ヒット上映中の映画『美しい星』。三島由紀夫の異色のSF小説を、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督が映画化! 現代に蘇る三島由紀夫的世界、現代人の覚醒をめぐり、映画のみならず舞台でも活動の場を広げる吉田監督の世界に、精神科医の斎藤環氏と批評家の佐々木敦氏が迫ります!
イベント後半には、会場からのご質問も受け付けます! ぜひご参加ください。
■
吉田大八監督は、舞台を現代に移し替えて大幅な脚色を施し、 おそらく三島が想定していたであろう「芸術上の観念」に忠実な映画化をなし遂げた。 早くも2017年を代表するような傑作の誕生である。
斎藤環(精神科医)
三島由紀夫は腹を切らずにまだ生きてたら現在92歳なのだが、この映画を観たら何と言うだろうか。彼はこのおそろしくアクチュアルなアダプテーションを言葉を尽くして絶賛したに違いない。三島が原作に封じ込めた強烈な風刺と一筋縄でいかないアイロニーが、半世紀以上を経て、忘れかけてた時限爆弾のように妖しく鮮やかに爆発する。 観客はシャカイに馴致されたヤワな精神を吹っ飛ばされるだろう。
佐々木敦(批評家)
■
舞台『クヒオ大佐の妻』
2017 5.19(fri) – 6.11(sun) 東京芸術劇場シアターウエスト
作・演出:吉田大八
出演:宮沢りえ 岩井秀人 川面千晶 水澤紳吾
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
吉田大八 Daihachi Yoshida
1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクターとして国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。第60回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門に招待され話題となる。その後の監督作として『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10)。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞受賞。『紙の月』(14)で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞受賞。
斎藤環 Tamaki Saito
1961年、岩手県生まれ。1990年、筑波大学医学専門学群環境生態学卒業。医学博士。爽風会佐々木病院精神科診療部長(1987年より勤務)を経て、2013年より筑波大学社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理、および病跡学。著書に『「自傷的自己愛」の精神分析』(角川新書)、『映画のまなざし転移』(青土社)など。2013年、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店)で第11回角川財団学芸賞を受賞。2020年、『心を病んだらいけないの?』(與那覇潤との共著、新潮社)で第19回小林秀雄賞を受賞。
佐々木敦 Atsushi Sasaki
撮影=新津保建秀
1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化のさまざまな分野で活動。著書に『成熟の喪失』(朝日新書)、『「教授」と呼ばれた男』(筑摩書房)、『増補新版 ニッポンの思想』(ちくま文庫)、『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『批評王』(工作舎)、『新しい小説のために』『それを小説と呼ぶ』(いずれも講談社)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、小説『半睡』(書肆侃侃房)など多数。