カフェに
行く
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
【イベント概要】
マンガ家の赤松健氏、メディアアクティビストの津田大介氏、批評家のさやわか氏が、マンガ・音楽からはじまる文化市場の未来について語るトークイベントをゲンロンカフェにて開催!
その規模・影響力・ユーザー数から社会問題にもなった海賊版サイト「漫画村」は、2018年4月に日本政府の「インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策」でブロッキング対象として名指しされ、後日、閉鎖された。
インターネットと著作権の関係は、古くて新しい問題だ。
90年代末に登場した「Napster」は、音源ファイルの自由なやりとりを可能にし、「音楽の聞き方」自体にも影響を与える大きなムーブメントを巻き起こした。しかし同時に著作権の問題を顕在化させ、訴訟の対象ともなった。
20年を経て、いまあらためてプラットフォームと著作権の問題に直面しているのがマンガ業界である。
赤松健氏は漫画配信サイト「マンガ図書館Z」を立ち上げ、今年(2018年)8月1日には「“海賊版サイト対抗”の実証実験」をスタートした。
現在は販売していない作品を配信することで、海賊版での作品流通を阻止する一方で、権利者や素材の提供者にインセンティブをもたらす仕組みが特徴だ。「マンガ図書館Z」は作者と読者をどのようにつなぎ、著作権の問題をどう処理しているのか。
2007年に「MIAU(一般社団法人インターネットユーザー協会)」を立ち上げ、インターネットにおける著作権のあり方を問い続けてきた津田氏と、インターネット黎明期から「ムーノーローカル」などのアングラニュースサイトを運営し、ネットと批評をつないできたさやわか氏が、赤松氏と議論する。
さやわか氏は漫画原作者としても活動しており(ふみふみこ氏作画、『qtμt キューティーミューティー』)、またゲンロンのひらめき☆マンガ教室の主任講師として、未来のマンガ家たちに「新しい時代のマンガの作られ方」を伝えてきた。
著作権のあるコンテンツを広い市場に開いていくうえで、作り手にとっても受け手にとっても有効な手段はどんなものなのか。
インターネットにおける文化の未来を、赤松氏、津田氏、さやわか氏が激論!
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
赤松健 Ken Akamatsu
1968年生まれの漫画家。中央大学卒。代表作に『魔法先生ネギま!』『ラブひな(第25回講談社漫画賞)』など。現在は別冊少年マガジンにて『UQ HOLDER !』を連載中。公益社団法人「日本漫画家協会」常務理事。「マンガ図書館Z」を運営する株式会社Jコミックテラスの取締役会長。
さやわか Sayawaka
1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。
津田大介 Daisuke Tsuda
1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。 大阪経済大学客員教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。ポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」の創業・運営にも携わる。 世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2018年11月13日に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)を刊行。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。