ゲンロン 大森望 SF創作講座 第3期#4第4回

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〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉の講評会の模様を無料生中継します。放送開始は22:00を予定しています。
タイムシフトは公開しませんので、あらかじめご了承ください。

【実作課題】

生き物を作ってみよう!

いや、微妙に小学校の夏の自由研究みたいなタイトルですが。(輪ゴムで動く何かを作ってみよう! とか、卵の殻に彩色してモザイクを作ってみよう! とか、そーゆーノリです。)
せっかくSF書くんだもん、私達の誰も知らない生き物を作ってみませんか? そんでもって、それが出てくるお話を書いてください。
一番設定的に楽なのはエイリアンです。環境設定から自由にできますから。
あと、んー、深海の奥深くにいる生き物とか、火山の中にいる生き物とか、何でもいいです。パラレルワールド別世界(物理法則が微妙に地球と違うとかね)や、ファンタジー世界もOK。空飛んで火を吐くドラゴン(でも、これはもうみんな知ってるから、もっと違う生き物にしてね)でも何でも。
ただし。生態だけは、ちゃんと設定してください。(科学的に正しいかどうかは、おきます。)そこがどういう環境で、どうやってそういう生き物が進化してきたのか。ドラゴンが空飛べるのなら、どうして飛べるのか。今どうやって生きているのか。(あ、これ、あなたの心の中でちゃんと設定をしてねっていう意味であって、小説にそれを書く必要はありません。きちんと設定を作った場合、それ書くだけで五十枚くらい必要になっちゃいそうだからね。あなたの心の中で、これがちゃんとできていればいいです。)
まったく新しい生き物に会えるのを楽しみにしています。

ただし、二単位以上の登場人物が最低でも三回以上、魅力的なやり取りをする内容を含んだプロットを提出してください。

(新井素子)

 

【梗概課題】

拘束下で書きなさい

 頭で考えたことをそのまま書くことはまずできません。
 手に書かされる、ということもよく起こります。
 文章は単線的なものですし、書いていくうちに考えが変わっていくこともよく起こります。
 今回は、あらかじめ「自分が従うルール」を決めて書いてみて下さい。ルールを決めることによって、書けるようになること、書けなくなることがあると実感できれば、創作の幅は広がるでしょう。
 ルールは、どんなものでも構いません。「ひらがなだけで書く」「カタカナを使わない」「読点を使用しない」「約物を利用しない」「改行しない」といった、文字に関するものでも構いませんし、「書簡体で書く」「手記のように書く」「話しかけるように書く」「擬古文で書く」「方言で書く」「自作言語で書く」といった文体に関するものでも構いませんし「人称代名詞を用いない」「現在形だけで書く」「五七調で書く」「従属節を利用しない」といったものでも構いません。「一行の文字数がフィボナッチ数列のように増えていく」とか「文頭の文字を拾っていくと、別の文章になる」であるとか「10文字×10文字の格子をいくつも埋める」、「使える文字の種類が一つずつ減っていく」でも、「風景描写しかせずに人物はでてこない」等、とにかくなんでも構わないので、自分が従わなければならない拘束を決めてから書いてみて下さい。文章に対してだけではなく、「48時間眠らずにいたあとに書く」「逆立ちして書く」「水中で書く」「一度も原稿を見ないで書く」「後ろ手に縛られたまま書く」など、書き手自身に課せられる拘束も可とします。
 拘束と内容の間に、結びつきがあった方が考えやすいはずですが、当然想像される結びつきをあえて断ち切るという手もあります。

 梗概には、自分の決めたルールも併記して下さい。

(円城塔)

 

 

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円城塔 Enjoe Toh

写真提供=新潮社
1972年、札幌生まれ。研究者を経て作家。SF、純文学問わず広く活動中。主な著書に、『Self-Reference ENGINE』(文藝春秋、2014年 Philip K. Dick Award 特別賞)、『烏有此譚』(講談社、第32回野間文芸新人賞)、『道化師の蝶』(文藝春秋、第146回芥川龍之介賞)。訳書に、チャールズ・ユウ『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』(早川書房)。近作に『シャッフル航法』(河出書房新社)、『エピローグ』(早川書房)、『雨月物語』(河出書房新社、池澤夏樹個人編集日本文学全集所収)、『プロローグ』(文藝春秋)。

伊藤靖(河出書房新社) Yasushi Ito

イラスト=西島大介
1971年、富山県生まれ。1996年、河出書房新社入社。編集部所属。担当書に、中村融・山岸真編『20世紀SF』全6巻、《奇想コレクション》シリーズ、大森望責任編集《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》シリーズ、伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』、東浩紀『クリュセの魚』、谷甲州『星を創る者たち』、宮内悠介『スペース金融道』、米沢嘉博『藤子不二雄論』、平川祐弘『ダンテ『神曲』講義』、大森望『現代SF観光局』ほか。

大森望 Nozomi Ohmori

1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。

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放送開始
2018/09/20 22:00
タイムシフト視聴終了
2018/09/20 23:59