ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期#30グループ展D講評会──講評会4

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〈ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校〉第4期、グループ展D講評会の模様を生中継します。
放送時刻は14:45-17:30を予定しています。第1部は五反田アトリエから展示の様子を、第2部はゲンロンカフェから講評会の様子を中継します。

 

【展覧会概要】

展覧会名:「ANAGRA Round Trip」
出展作家:礒﨑祥吾 / 伊藤由貴 / 宇留野圭 / 柏木和士可 / 小菅玲奈 / 酒井陽祐 / 西吉利 / 村上佳鈴 / morika / NIL / TMTMTR
会期:2018年12月1日(土) ~ 9日(日) ※12/8(土)は講評のため終日休廊
開廊時間:平日/15:00-20:00 土日/13:00-20:00

会場:ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ 〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
※ 展覧会の会場はゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエとなります。ゲンロンカフェでは開催されませんので、ご注意ください。
※ 講評日の12/8(土)は講評のため終日休廊とさせていただきます。ご了承ください。

【展覧会ステイトメント】

仮想とAIが地上を覆い尽くす頃、ドローンは空を飛び交い、アーティストは月へ行くのだ という。 ネットワーク上のイメージや言葉は欲望への感染力を洗練させ、細かく隔たれ並んだ心的 空間で消費され消えていく。 現在この国の地上で聞こえる喧騒や軋みは、じき地面に途方もない穴が空く予兆のように 響く。

私たちは「穴蔵」を造ることにした。 入り口は小さく、覗くと暗い。冷たい水が滲み出たり、妙なものが棲み付いたりしている かもしれない。
古く日本の穴蔵は災害から大事なものを守るために作られていた。

そして、近代的な金融システムの成立と共に作られなくなったと言われる。

私たちはこの穴を埋めてしまうこともできる。そこに何もなかったかのように。 それでも私たちは掘った。大事なものを蓄え、ここで消費していく。 そうすることでしか、地上での輪郭を保ち続けることができなくなってしまったからだ。

ここに「穴蔵」への往復切符を用意した。 確かな灯りは設置していないが、手触りが道を示すはずだ。 私たちからあなたへ。あなたから私たちへ。 そして迷いながら片道切符しか持たずに消えていった全ての魂へ。 これはレクイエムではない。「穴蔵」で火を焚いて、反撃の狼煙を上げているのだ。

( NIL & TMTMTR )

 

【新芸術校第4期 今後の展覧会予定】

最終選抜展
2019年3月2日(土) ~ 3日(日)
出展作家:グループ展A~D講評会での成績上位5名
講評会審査員:岩渕貞哉、津田大介、和多利浩一、黒瀬陽平

 

 

【新芸術校第4期 これまでの展覧会】

グループ展A「オソレの品種改良」
2018年9月15日(土) ~ 23日(日)
出展作家:伊賀 大/三浦春雨/浦丸真太郎/BeBe
講評会審査員:鴻池朋子、黒瀬陽平

グループ展B「眩暈」
2018年10月13日(土) ~ 21日(日)
出展作家:アイコン(SHU-TING CHANG) / 青木美紅 / 江原沙保梨 / すーちゃん / 杉本幸子 / 林修平 / 松浦香帆 / 松枝昌宏 / PHILIPP AUBERT
講評会審査員:飴屋法水、黒瀬陽平

グループ展C「まさにそうであることの嚥下 / Swallowing what exactly is that」
2018年11月10日(土) ~ 18日(日)
出展作家:AQ(劇団 芸術治療院) / BB[おおば英ゆき] / 木村文香 / 國冨太陽 / 小林真行 / 谷本美貴子 / F・貴志
講評会審査員:高山明、黒瀬陽平
 

 

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宇川直宏 Ukawa Naohiro

DOMMUNE/現在美術家。1968年生まれ。香川県/高松市出身。京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/そして現“在”美術家など、幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている”MEDIA THERAPIST”。日本に於けるVJのオリジネイター。2001年のニューヨークPS1 MOMA「BUZZ CLUB」、ロンドン・バービカン・アートギャラリーでの「JAM展」での展示から、国内外の数多くの展覧会で作品を発表。2013~2015年度文化庁メディア芸術祭審査委員。2015年度アルスエレクトロニカ(リンツ・オーストリア)審査委員。また、1980年代末「ヤバイ」という日本語スラングを初めて肯定的な意味に変転させて使用し、著述を通じて世間一般にまで広めた人物でもある。また90年代初頭より文中においてエクスクラメーションマークの連打「!!!!!!!」を多用し、現代の日本語における「感嘆」や「強調」の表現を、SNS以前から独自的に拡張した。010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。著書として「@DOMMUNE-FINAL MEDIAが伝授するライブストリーミングの超魔術!!!!!!!!」(河出書房新社)他。DVDに「MAD HAT LAUGHS!!!!!」(Ki/oon / SONY)他。ミュージシャンとしてはUKAWANIMATION! 名義で「ZOUNDTRACK」(avex trax)他。今年は国内外の現代美術の展覧会で精力的に作品を発表している。高松メディアアート祭では、ディレクター/キュレーター/審査委員長のなんと三役を担当。

黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

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放送開始
2018/12/08 14:45
タイムシフト視聴終了
2018/12/15 18:00