カフェに
行く
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友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
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友の会会員 前売券2,100円
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友の会会員 当日券2,600円
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一般 前売券2,600円
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一般 当日券3,100円
ネットで
見る
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レンタル(7日間)600円
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般500円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
【イベント概要】
初の単著『新復興論』がゲンロンから出版されて1年を迎えます。大佛次郎論壇賞の受賞も手伝ってか、ありがたいことに講演の仕事なども頂き、色々なところで、様々な方と話をする機会が増えました。とは言っても、普段の生活は相変わらずで、娘に翻弄されながら、いわきの各地を走り回る日々です。
普段通りの生活が戻るほど、震災と原発事故がもたらした課題は、より深層に潜るように複雑化し、語ることの難しさは依然として強くあり続けています。一方で、力強さを増しているものもあります。文化や芸術です。より遠い過去や未来、より離れたところにいる人たちと接続しようという試みは、内側へと強い磁場が働く福島において、やはり希望であり続けています。
そこで今回は、いわきが誇るアートプロジェクト「いわき万本桜」に関わるふたりの巨人を描いたノンフィクション『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞を受賞した、作家の川内有緒さんをゲストに迎えて、アートをキーワードに震災と原発事故を語ります。
司会は、島根県津和野町で批評誌「レトリカ」を編集する瀬下翔太さん。瀬下さんが加わることで、今回の企画は、課題の多いローカルでアートや思想はいかなる力を持ち得るのかという議論に膨らんでいくはずです。福島のお酒も持っていきます! ぜひゲンロンカフェに足をお運びください。
小松理虔
小松理虔『新復興論』(ゲンロン)
川内有緒『空をゆく巨人』(集英社)
当日のtweetのまとめはこちら!
川内有緒 Ario Kawauchi
生まれ変わったら冒険家になりたいと願うノンフィクション作家。趣味は美術鑑賞とD.I.Y小屋づくり。日本大学芸術学部卒後、米国ジョージタウン大学の中南米地域研究学で修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、そしてフランス・パリの国連機関などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年からはフリーのライターとして評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を開始。自分らしく生きること、誕生と死、アートや音楽などの表現活動が主なテーマ。著作にパリで生きる日本人たちを描いた『パリでメシを食う。』(幻冬舎)、『晴れたら空に骨まいて』(ポプラ社)、『パリの国連で夢を食う。』など。バングラデシュの吟遊詩人たちを追った「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」(幻冬舎)で、第33回新田次郎文学賞を受賞。『空をゆく巨人』で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。現在は一児の母として子育てをしながら、執筆や旅を続け、また2坪の小さなギャラリー「山小屋」(東京)を運営している。
小松理虔 Riken Komatsu
撮影=鈴木禎司
1979年いわき市小名浜生まれ。ローカルアクティビスト。いわき市小名浜でオルタナティブスペース「UDOK.」を主宰しつつ、いわき海洋調べ隊「うみラボ」では、有志とともに定期的に福島第一原発沖の海洋調査を開催。そのほか、フリーランスの立場で地域の食や医療、福祉など、さまざまな分野の企画や情報発信に携わる。共著本に『常磐線中心主義 ジョーバンセントリズム』(河出書房新社)、『ローカルメディアの仕事術』(学芸出版社)ほか。初の単行本著書である『新復興論』(ゲンロン)が第18回大佛次郎論壇賞を受賞。2019年9月より『ゲンロンβ』にて「当事者から共事者へ」を連載中。
瀬下翔太 Shota Seshimo
1991年埼玉県さいたま市生まれ。編集者。NPO法人bootopia代表理事。慶應義塾大学環境情報学部卒業。島根県鹿足郡津和野町で町内唯一の高校・島根県立津和野高校に通う生徒を対象とする下宿を運営。また、島根県立大学の大学広報誌「ORORIN」を学生とともに制作したり、津和野町の文化を紹介するフリーペーパー「blueprint」を企画したり、広く地域の教育と情報発信に取り組んでいる。批評とメディアのプロジェクト「Rhetorica」の運営や、海外のデザイン事例を紹介するウェブマガジン「design alternatives」の編集も行っている。