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webゲンロンにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20201209_03/
またしても(前回も好評やった)関西弁ver.で書いてまっせ!
【イベント概要】
ゲンロンカフェのイベントでもたびたび話題にあがるカント『判断力批判』。「カントの最高傑作」とも「西洋美学史上の最重要作」とも評される古典中の古典だ。アーレントの政治哲学に大きな影響を与えたことや、デリダ、ドゥルーズ、リオタールらフランス現代思想の論者に積極的に取り上げられたことでも知られる。
今年9月に小田部胤久氏が上梓した『美学』は、『判断力批判』の議論をていねいに紹介する入門書であり、かつそこで扱われる各トピックの歴史を古代から現代まで重層的に論じる美学史概説の書でもある。美学や芸術学を学ぶものにとっての「新たなスタンダード」のひとつになり得る著作の刊行を記念して、トークイベントを開催する。
対談相手を務めるのは宮﨑裕助氏。近著『ジャック・デリダ――死後の生を与える』(2020年)が記憶に新しいが、博士論文をもとにした『判断と崇高――カント美学のポリティクス』(2009年)では、現代思想と『判断力批判』のかかわりを縦横に論じている。新しい世代の哲学者は、先達である小田部氏の集大成的な大著にどう応答するのか。
当日は宮﨑氏による入門的なプレゼンからスタートして議論が展開される予定だ。カント思想に入門したい初心者にも、突っ込んだ議論が聞きたい哲学ファンにもオススメのイベント!
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。
小田部胤久『美学』(東京大学出版会)
小田部胤久 Tanehisa Otabe
1958年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科、ハンブルク大学に学ぶ。神戸大学文学部助教授を経て、現在東京大学文学部教授。専門分野は、美学。著書に『象徴の美学』(東京大学出版会、1995年)、『芸術の逆説ーー近代美学の成立』(東京大学出版会、2001年)、『芸術の条件ーー近代美学の境界』(東京大学出版会、2006年)、『西洋美学史』(東京大学出版会、2009年)、『木村素衞ーー「表現愛」の美学』(講談社、2010年)、『美学』(東京大学出版会、2020年)がある。
宮﨑裕助 Yusuke Miyazaki
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、新潟大学人文学部准教授。専門分野は、哲学・ヨーロッパ現代思想。著書に『判断と崇高——カント美学のポリティクス』(知泉書館、2009年)、共著に『労働と思想』(堀之内出版、2015年)他、共訳書に、ポール・ド・マン『盲目と洞察——現代批評の修辞学における試論』(月曜社、2012年)、ジャック・デリダ『有限責任会社』(法政大学出版局、2002年)。最新刊に『ジャック・デリダ―― 死後の生を与える』(岩波書店、2020年)がある。