コロナ禍の世界から#6コロナ禍から見るイスラエル社会 II──ワクチンはどのように受容されているのか

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※ 山森さんはイスラエル在住のため、ビデオ通話を使用しての出演となります。

【イベント概要】

コロナ禍における世界の現況について、現地の識者にお話をうかがう「コロナ禍の世界から」シリーズ。その第6弾となる今回は、昨年6月に続いてイスラエル在住の山森みか氏にオンラインでご登壇いただく。聞き手は、ゲンロンの上田洋子が務める。

前回は、ゲンロンαに掲載された山森氏の論考「イスラエルにおけるコロナ禍ーーユダヤ教超正統派と世俗派のあいだで」を端緒として、コロナ禍のイスラエルでの宗教や民族の問題から、背景となるイスラエル社会の歴史について幅広くお話いただいた。

イスラエルは、いま世界で最も新型コロナウィルスのワクチン接種が進んでいる。今回のイベントでは、前回からの感染状況の推移、ロックダウンなど社会状況の変化をはじめ、世界から注目を集めるイスラエルの現在を山森氏にうかがっていく。さらに前回好評だったイスラエルの人々の生活や文化についても、たっぷりとお話いただく予定だ。どうぞお見逃しなく!

 

【山森氏からのメッセージ】

昨年秋の2度目のロックダウンを経て、年末には3度目のロックダウンとワクチン接種プロジェクトが時期を同じくして始まったイスラエル。2月初めには最初にワクチン接種対象枠となった60歳以上の住民の約75%が2度目の接種を終え、その人たちの重症化率が減少したことからワクチンの効果が明らかになりつつある。その一方で3度目ともなるとロックダウン中の規則に従う人は少なく、また感染力の強い変異株の影響もあって感染者数の急激な減少がまだ見られないまま、ロックダウンが終わろうとしている。イスラエルがなぜ世界に先駆けてワクチン接種を進められたのか。そして人々はこの迅速で大規模なワクチン接種プロジェクトをどのように受け入れ、あるいは拒否しているのか。自身の2度のワクチン接種体験も踏まえ、今のイスラエル社会の現状と未来への展望を考えたい。

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

上田洋子 Yoko Ueda

撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。

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放送開始
2021/02/21 19:00
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2021/08/22 12:00
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2021/03/01 23:59