映画を拡張する声と説明芸術──『活動写真弁史』刊行記念

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ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210319_02/

 

【イベント概要】

活動写真弁士の片岡一郎さんの著書『活動写真弁史』刊行記念のトークイベントを配信します。お相手を務めるのは、文筆家の山本貴光さん、映画史研究者・批評家の渡邉大輔さんです。

映画は誕生してから約30年のあいだ「無音」でした。初期映画(無声映画)は、絵画や彫刻、あるいはパントマイムといった「音を持たない」芸術の新たな分野として模索され、発展していきます。一方、日本では「活動写真」と呼ばれた無声映画に対して、独自の文化が生まれます。「活動写真弁士」と呼ばれる人々がスクリーンの脇に立ち、登場人物の台詞や情景を独自の語り口で説明していくのです。当時の映画館は、弁士が語り、楽士が伴奏の音楽を奏で、客席では観客が喝采を送るなど、賑やかで多彩な「音」に満ち溢れていたといいます。

『活動写真弁史』は、現役の活動写真弁士として国際的にも活躍する片岡さんが「活動写真弁士」の歴史を多面的に描きだした大著です。

博覧強記で知られる山本さんは《「活動写真弁士以前」から説き起こされている。こういう本を読みたかった。圧巻》《これは映画史に関心のある方々には、待望の書ではないでしょうか》と称賛。渡邉さんは「週刊読書人」に寄せた書評で《現代の弁士が名調子で送る無類に面白い活動写真弁史の決定版》《本書の最大の魅力は、五七〇頁余りの大著でありながら、その驚くほどの読みやすさと面白さに尽きる》と熱く紹介します。

今回のイベントでは、片岡さんに活動写真弁士たちの歴史(活動写真弁史)を紐解いていただきながら、弁士の魅力について、映画というメディアの受容について、視覚芸術と声や音の関係について、お三方にたっぷりと語り合っていただきます。

番組途中には、片岡さんによる活弁の実演も行います! ご期待ください!

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

 

活動写真弁史
片岡一郎『活動写真弁史――映画に魂を吹き込む人びと』(共和国)

片岡一郎 Ichiro Kataoka

1977年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、2002年に現代活動写真弁士の第一人者として知られる澤登翠に入門。これまで手掛けた無声映画は350作品以上。国内はもとより国外へも活動の場を広げ、18ヶ国で公演を行ってきた。主な出演経歴に東京国際映画祭・歌舞伎座スペシャル(2016)、ポルデノーネ映画祭(イタリア)、北京国際映画祭(中国)など。奥田民生『ひとり股旅』のナレーションを担当したほか、行定勲『春の雪』(2005)、大河ドラマ『いだてん』(2019)に弁士として出演、周防正行『カツベン!』では出演に加え、時代考証とメインキャストへの実技指導でも参加した。映画史家としても側面も持ち、すでに失われたと考えられているロストフィルムの発掘にも尽力、『Our Pet』(1924)、『私のパパさんママが好き』(1931)、『忠臣蔵』(1910年頃)などを発見した。著書に活動写真弁士の歴史を詳述した『活動写真弁史』(2020・共和国刊)がある。

山本貴光 Takamitsu Yamamoto

1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家。コーエーでのゲーム制作を経て文筆や教育に携わる。著書に『記憶のデザイン』(筑摩書房)、『マルジナリアでつかまえて』『投壜通信』(本の雑誌社)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)、『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎との共著、ちくまプリマー新書)、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著、太田出版)、『サイエンス・ブック・トラベル』(編著、河出書房新社)など。翻訳にジョン・サール『MiND——心の哲学』(吉川と共訳、ちくま学芸文庫)、サレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』(ニューゲームズオーダー)など。目下は、東京工業大学教授、立命館大学先端総合学術研究科非常勤講師、金沢工業大学客員教授。

渡邉大輔 Daisuke Watanabe

1982年生まれ。映画史研究者・批評家。専攻は日本映画史・映像文化論・メディア論。現在、跡見学園女子大学文学部専任講師、日本大学藝術学部非常勤講師。2005年、東浩紀主宰のメールマガジン『波状言論』でデビュー。以後、映画評論、映像メディア論を中心に、文芸評論、ミステリ評論などの分野で批評活動を展開。著作に『イメージの進行形』(人文書院)、共著に『川島雄三は二度生まれる』(水声社)『スクリーン・スタディーズ』(東京大学出版会)『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)『アニメ制作者たちの方法』(フィルムアート社)など多数。2016年1月から2018年7月まで『ゲンロンβ』に「ポスト・シネマ・クリティーク」を連載。同連載を元にした単行本を、ゲンロンより刊行予定。

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放送開始
2021/03/08 19:00
公開終了
2021/09/06 12:00
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2021/07/29 13:00
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2021/08/05 23:59
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2021/03/08 19:00
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