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ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20210424_01/
【イベント概要】
『三省堂国語辞典』の編集委員を務める辞書編纂者の飯間浩明さんは、辞典作りの面白さや日本語の魅力を伝えるスペシャリスト。そんな飯間さんは「文章の書き方」についてのご著書も数多く手がけています。2008年刊行の『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』(2018年、新装版で『伝わるシンプル文章術』と改題)では、自分の考えを読者に確実に伝え、理解してもらうためには「クイズ文」の形式で書くのがよいと、刺激的な見立てを披露します。
「クイズ文」とはなんでしょうか。まずは「問題」を提示、そのすぐ後に書き手自身の「結論」を述べ、さらにその結論の「理由」を続ける文章のこと。「問題に対して答えがあり、その答えの理由が明かされる」というクイズの形式は、論理的に物事を伝えるための優れた方法だといいます。
この度、ゲンロンカフェでは、「クイズ文」の形式による論理的な文章の書き方について、飯間さんにたっぷりとお話をうかがいます。お相手を務めるのは、文筆家の山本貴光さん、ゲンロンの徳久倫康。
博覧強記でお馴染みの山本さんは、ご著書『文体の科学』では古今東西の多様な文章のスタイルを分析し、また大学などでも文章指導を行っています。競技クイズの強豪プレイヤーで、人文系の出版社であるゲンロン取締役の徳久は、クイズと文章の関係をどう考えるのでしょうか。
「伝わる」「読みやすい」文章を書くことは、現代人に求められる必須のスキル。ゲンロンカフェの文章教室にご期待ください!
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。
飯間浩明 Hiroaki Iima
1967年、香川県高松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程単位取得。2005年『三省堂国語辞典』の編集委員に就任、第6版(08年)以降の編纂に関わる。著書に『辞書を編む』『ことばハンター』『知っておくと役立つ街の変な日本語』『日本語をつかまえろ!』などのほか、文章読本として『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』『伝わる文章の書き方教室』などがある。
山本貴光 Takamitsu Yamamoto
1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家。コーエーでのゲーム制作を経て文筆や教育に携わる。著書に『記憶のデザイン』(筑摩書房)、『マルジナリアでつかまえて』『投壜通信』(本の雑誌社)、『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)、『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(三宅陽一郎との共著、ちくまプリマー新書)、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著、太田出版)、『サイエンス・ブック・トラベル』(編著、河出書房新社)など。翻訳にジョン・サール『MiND──心の哲学』(吉川と共訳、ちくま学芸文庫)、サレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』(ニューゲームズオーダー)など。目下は、東京科学大学教授、金沢工業大学客員教授。
徳久倫康 Noriyasu Tokuhisa
1988年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。2021年度まで株式会社ゲンロンに在籍。『日本2.0 思想地図βvol.3』で、戦後日本の歴史をクイズ文化の変化から考察する論考「国民クイズ2.0」を発表し、反響を呼んだ。2018年、第3回『KnockOut ~競技クイズ日本一決定戦~』で優勝。