「良い音」とは一体なんなのか?──ヒップホップとミックス、音を視る魔術

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ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://www.genron-alpha.com/article20211119_01/

 

【イベント概要】

 僕たちは音楽を聞くとき、いったい何を聞いているのだろう。ヴォーカルモノであれば、声色、歌詞、歌のメロディ。ギターや鍵盤、ホーンやストリングス等の楽器の演奏、和音、ベースラインやドラムス、あるいは打ち込みのエレクトリックなリズム。それらを個別に聞き取って楽しむことができているとすれば、それは適切な「ミックス」のおかげだろう。では「ミックス」の良し悪しはどう決まるのか。もっと言えば、「音が良い」とは一体どういうことなのか。

 現代のチャートにヒップホップがなくてはならないジャンルとなって久しく、その音像は一般に浸透している。たとえばトラップが生み出したサブベースとも呼ばれる重低音やリズムマシーンTR-808を用いたBPM70/140前後のリズムストラクチャーは、あらゆるポップミュージックに援用されている。僕たちは、腹の中心に響くような低音がボトムを支えていない世界に戻ることはできない。だがその低音の音圧を本当に味わうには、ライブやクラブの大型スピーカー、あるいは車載のウーファーが必要となるのも事実だ。

 一方で、僕たちはスマホやPCの貧弱なスピーカーで音楽を楽しんでもいる。つまりクラブのフロアとあなたの寝室の音環境によって、再生音にここまで差異が生まれる時代はないということだ。にもかかわらずその差異は、ミックスという名の魔術により、最小化され、あるいは貧弱な音環境にも対応するようハイブリッド化されている。

 エンジニアという魔術師は、様々な機材やテクノロジーに精通し、音を「視て」しまう。ヒップホップを始めとするダンスミュージックにおいて、ミックスという魔術は、もはやバランスを取るという補助的な役割ではなく、「音楽そのもの」だと言っても過言ではないだろう。

 ではそれほどまでに音色や音質が重要視されるヒップホップにおけるミックスとは、一体どんなものなのだろうか。その良し悪しはどこで判断されるのか。40年以上にわたるヒップホップの歴史の中で、何が求められ、トレンドはどのように移り変わってきたのか。

 日本のヒップホップのサウンドとレコーディング現場を知りつくす、エンジニア/プロデューサー/ヴァイナルディガーであるIllicit tsuboi、Dos Monos『Dos Siki 2nd Season』リリースやSMTK『SIREN PROPAGANDA』への参加等ますます目まぐるしく多様な活動を展開する荘子it、単行本『アンビバレント・ヒップホップ』の上梓が待たれる吉田雅史の三者が縦横無尽に語り尽くします!!

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

illicit tsuboi

Illicit Tsuboi

The Anticipation ILLICIT TSUBOI (Producer / Engineer)
国内屈指のロック、ヒップホップ系サウンド・エンジニア、サウンド・クリエイターとして活躍するかたわら、ステージにて観客をアジったりターンテーブルを破壊したり火をつけたり、度の過ぎたヴァイナル愛によってレア盤を割ってしまったりと、異様なまでの存在感を見せつけるライヴDJとしても有名。
長年に渡ってアンダーグラウンドからオーバーグラウンド、表方から裏方まで多面的に活躍を続ける、国内屈指のレコード・コレクターにして、日本のヒップホップにおける人間国宝のひとり。

荘子it Zo Zhit

Track Maker/Rapper
1993年生まれ
2019年に1st Album『Dos City』で米LAのDeathbomb ArcからデビューしたDos Monosを率い、全曲のトラックとラップを担当。
古今東西の音楽、哲学やサブカルチャーまで奔放なサンプリングテクニックで現代のビートミュージックへ昇華したスタイルが特徴。
2020年春にアメリカツアーを予定していたが、コロナの影響で中止。国内で制作に励み、台湾のIT大臣オードリー・タンとのコラボ曲等、シングルをいくつか発表した後、7月24日に、アリゾナのHip HopクルーInjury Reserveも参加した2nd Album 『Dos Siki』をリリースした。翌2021年7月にはそのリメイクアルバムとなる『Dos Siki 2nd season』をリリースし、同作にはblack midi、崎山蒼志、SMTK、Qiezi Mabo、JAZZ DOMMUNISTERSなどが参加した。
2021年9/14には、『ハイパー・ハードボイルド・グルメリポート』の上出遼平と共同でテレビ東京深夜の実験的番組『蓋』を手掛け、同作と連動したアルバム『Larderello』をリリースした。
12/3には、「HITOSHI MATSUMOTO Presents DOCUMENTAL Season10」のOP曲として制作したシングル『王墓』をリリースした。

吉田雅史 Masashi Yoshida

1975年。批評家/ビートメイカー/MC。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉初代総代。MA$A$HI名義で8th wonderなどのグループでも音楽活動を展開。『ゲンロンβ』『ele-king』『ユリイカ』『クライテリア』などで執筆活動展開中。主著に『ラップは何を映しているのか』(大和田俊之氏、磯部涼氏との共著、毎日新聞出版、二〇一七)。訳書に『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(ジョーダン・ファーガソン著/DU BOOKS、二〇一八)。ビートメイカーとしての近作は、Meiso『轆轤』(二〇一七)プロデュース、Fake?とのユニットによる『ForMula』(二〇一八)など。

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放送開始
2021/09/08 19:00
公開終了
2022/03/08 23:59
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放送開始
2021/12/29 18:00
タイムシフト視聴終了
2022/01/05 23:59
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放送開始
2021/09/08 19:00
タイムシフト視聴終了
2021/09/16 23:59