日本人はいつから猫が大好きになったのか?──『猫が歩いた近現代』(吉川弘文館)関連イベント

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※ 真辺さんはベルギー滞在中のため、ビデオ通話を使用しての出演となります。

【登壇者の真辺将之さんより】

みなさんは猫が好きですか?嫌いですか?「猫ブーム」と言われて久しいですが、それはいつから始まったかご存知ですか?実はちょっと歴史をさかのぼると、猫の扱いは驚くほどに激しく変化しています。そしてその変化は人間社会の写し鏡でもあります。この放送では、幕末から近現代までの「ちょっと昔の猫の歴史」を紹介するとともに、著書『猫が歩いた近現代』の中で紹介できなかったエピソードや種々の猫本情報、さらに海外の猫文化情報なども紹介していきたいと思います。ぜひぜひご視聴ください!(真辺将之)

【イベント概要】

SNS時代になって、いまやペット随一の人気を誇る猫。
「空前の猫ブーム」のなかで、2017年にはついに猫が犬の飼育頭数を上回った。
ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査によると
2020年10月現在、全国の犬飼育頭数は約8,489,000頭、猫は9,644,000頭で、
もはやかつて猫の方が少なかったことが不思議である。
そんななか2021年6月に刊行された
真辺将之氏の『猫が歩いた近現代』(吉川弘文館)は、
日本社会における猫の地位をたどる歴史書だ。
近現代の文献における猫の記述を丁寧に掘り起こし、
人間が猫をどう見て、どう扱ってきたかを検証する。
真辺氏によると、
猫はかつては化け猫や泥棒猫として疎まれがちであった。
西洋文明の流入や伝染病、戦争や高度経済成長期、
そして情報革命を経て、猫と人間の関係は少しずつ変わっていく。
猫は、人間社会に適応しながら、数を増やしたり減らしたりするのだ。
そもそもイエネコは自ら人間に近づき、家畜化したという研究もある。
猫にとって人間はなくてはならないものであろう。
では、人間にとって猫がなくてはならないものになったのはいつなのか。
猫と人間はいかに共生してきたのか。
人間にとって猫がかわいくなったのはいつなのか。
われわれが猫を猫かわいがりするようになったきっかけはなんなのか。
そもそも猫は本当にかわいいのか(もちろんかわいいにきまっているのだが)。
真辺氏とともに猫と人間の共生の歴史を紐解きつつ、
猫の魅力を語り尽くしたい。
真辺氏は現在、研究のためにベルギー滞在中のため、
オンラインでのご登壇となる。
コロナ禍のベルギーで、
猫がどのように暮らしているのかについても伺うことができるだろう。
なお、「ゲンロンα」の「写真を変えるねこたち」では、猫の写真を常時募集している。
番組内での真辺氏への質問とともに(質問はこちら)、猫写真のほうもどしどし投稿されたい。
(上田洋子)

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

 

猫が歩いた近現代
真辺将之『猫が歩いた近現代――化け猫が家族になるまで』(吉川弘文館)

真辺将之 Masayuki Manabe

早稲田大学文学学術院教授。ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)客員教授。1973年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(日本史)専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。日本近現代史専攻。政治史・思想史のほか、近年は人間と動物の関係史についても研究している。著書に『猫が歩いた近現代―化け猫が家族になるまで』(吉川弘文館、2021年)、『大隈重信―民意と統治の相克』(中央公論新社、2017年)、『東京専門学校の研究』(早稲田大学出版部、2010年)、『西村茂樹研究―明治啓蒙思想と国民道徳論』(思文閣出版、2009年)など。また小林和幸編『明治史講義【テーマ編】』(ちくま新書)、同『明治史研究の最前線』(筑摩書房)、筒井清忠編『大正史講義』(ちくま新書)、中野目徹編『近代日本の思想を探る』(吉川弘文館)なども分担執筆。

上田洋子 Yoko Ueda

撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。著書に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β4-1』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。

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放送開始
2021/09/22 19:00
公開終了
2022/03/22 23:59
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放送開始
2023/08/01 00:00
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2022/07/19 18:00
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2022/02/03 18:00
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