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【登壇者より】
2021年10月20日、伊沢拓司さんの新刊『クイズ思考の解体』(朝日新聞出版)が刊行されます。全480ページで、税込4950円。クイズ本といえば「雑学」か「パズル」、でなければ「サブカルチャー」の棚に置かれるのが通例でしたが、これはもはや専門書です。
昨年夏、ゲンロンカフェで伊沢さん、田村正資さんをお招きし、「クイズ王は本当にいなくなるのか」と題したトークイベントを開きました。『ユリイカ』のクイズ特集を軸にずいぶんと踏み込んだ話をしたのですが、多くの方にご視聴いただき、たくさんのご感想を頂戴しました。
そこでちらりと構想をお話しいただいた『クイズ思考の解体』がついに刊行の運びとなったことを記念し、ふたたび3人でお話しさせていただくことにしました。
本書でぼく(徳久)は解説を担当しました。この本はいままで言語化されたことのないことを説明しようとしているうえ、言及しようとしているトピックが膨大で、かなりチャレンジングな内容です。解説ではこの本で伊沢さんがなにをやろうとしているのか、ぼくたちはなにを読み取るべきで、そこからどうクイズ文化を発展させていくべきかについて書いたつもりですが、十分に言葉にできたかは怪しいところです。
というわけで、今回はこの『クイズ思考の解体』をメインテーマに、そもそもこの本がなぜ書かれたのか、ここでなにが試みられているのか、この本が世に問われることでクイズを取り巻く環境がどう変わるのか(変わってほしいのか)などなど、本に書かれていること、いないことを、たっぷり議論できればと思います。
質問やツッコミも歓迎です。どうぞお楽しみに。
(徳久倫康)
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。
伊沢拓司『クイズ思考の解体』(朝日新聞出版)
伊沢拓司 Takushi Izawa
1994年5月16日、埼玉県生まれ。ワタナベエンターテインメント所属。
開成中学・高校を経て、東京大学経済学部を卒業。東京大学農学部大学院農学生命科学研究科中退。(株)QuizKnock CEO。WEBメディア『QuizKnock』の編集長を務め、登録者100万人を越える同YouTubeチャンネルでも活動する。TBS系『東大王』『グッとラック! 』にレギュラー出演中。短文クイズサークルA(あ)、さいたまクイズ愛好会などのクイズサークルに所属。
「無知を恥じず、無知に甘えることを恥じる」を座右の銘とし、分野の別け隔てなく日夜知識を蒐集している。趣味はアコースティックギターの弾き語り。
田村正資 Tadashi Tamura
1992年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論分野博士課程修了。博士(学術)。専門は、現象学(メルロ゠ポンティ)と知覚の哲学。主な著書に、メルロ゠ポンティ研究の成果をまとめた『問いが世界をつくりだす』がある。現在は哲学研究を続けながら、株式会社batonで新規事業開発を手がける。哲学領域以外の執筆活動に「クイズが人生と交錯するとき」(『群像』2024年8月号)、「予感を飼いならす:競技クイズの現象学試論」(『ユリイカ』2020年7月号)など。
徳久倫康 Noriyasu Tokuhisa
1988年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒。2021年度まで株式会社ゲンロンに在籍。『日本2.0 思想地図βvol.3』で、戦後日本の歴史をクイズ文化の変化から考察する論考「国民クイズ2.0」を発表し、反響を呼んだ。2018年、第3回『KnockOut ~競技クイズ日本一決定戦~』で優勝。