アジアにおいて芸術と哲学とはなにか──「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」展オープン記念トーク/【『ゲンロン12』刊行記念】

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前半は横田佳世子さんによる同時通訳つきです。後半は《旅館アポリア》や「ヴォイス・オブ・ヴォイドーー虚無の声」展でドラマトゥルクをつとめた新井知行さんが飛び入りで参加し、英語(通訳なし)で自由な議論が交わされました。

【イベント概要】

シンガポールの美術家、ホー・ツーニェン氏の個展「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」が10月23日から豊田市美術館で始まります。
このたびゲンロンカフェでは、展示のため来日中のホー氏をお招きし、東浩紀との対談を開催します。司会は豊田市美術館学芸員の能勢陽子さん。イベントでは日本語への通訳がつきます(通訳は横田佳世子さん)。

ホー氏はアジアの歴史を題材に、映像やインスタレーション作品を多く制作してきました。近年は日本での展示も多く、日本が歴史的に果たしてきた正・負双方の役割も問い直されています。『ゲンロン12』の表紙イメージとして採用された《一頭もしくは数頭のトラ》(2017年)もまた、シンガポール建国神話と、日本による植民地支配の歴史を重ねた作品です。
たとえば2019年のあいちトリエンナーレで発表された《旅館アポリア》は、豊田市の古い旅館を舞台に、そこに残る神風特攻隊の歴史を可視化するインスタレーションでした。山口情報センター(YCAM)で今年開催された「ヴォイス・オブ・ヴォイドーー虚無の声」展は、京都学派の西谷啓治、高坂正顕、高山岩男、鈴木成高が真珠湾攻撃の直前に行った座談会「世界史的立場と日本」を題材としています。そして今回の「百鬼夜行」展では、妖怪をキーワードに、アジア史の幽霊が描き出されることになります。

ホー氏はなぜアジアの歴史を題材とするのか。またなぜ京都学派に注目するのか。
ホー氏の作品紹介を出発点として、東浩紀とアジアにおける芸術や哲学の意味をめぐって議論を交わします。

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

 

201612
ホー・ツーニェン 百鬼夜行」(豊田市美術館)
2021.10.23-2022.01.23

 

201612
ゲンロン12
2021年9月発行 A5判並製 本体480頁
ISBN:978-4-907188-42-9

ホー・ツーニェン Ho Tzu Nyen

1976年シンガポール生まれ。現代美術家。
映像、インスタレーション、サウンド、演劇など多領域を横断しつつ、出身地のシンガポールを軸にアジアを舞台にした作品を展開する。
2011年、第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ、シンガポール館での個展「不可知の雲」をはじめ、多数の美術展や国際芸術祭に参加。あいちトリエンナーレでの「旅館アポリア」(2019年)、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(2017年)およびTPAM2018での「一頭もしくは数頭の虎」、「ヴォイス・オブ・ヴォイド 虚無の声」(山口情報芸術センター、2021年)など、日本での展示も多い。
【Photo by Matthew Teo, Courtesy of Art Review Asia.】

東浩紀 Hiroki Azuma

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

能勢陽子(豊田市美術館) Yoko Nose

豊田市美術館学芸員、あいちトリエンナーレ2019キュレーター。
岡山生まれ。同志社大学文学部文化学科美学及び芸術学修士課程修了。
これまで企画したおもな展覧会に、「テーマ展 中原浩大」(豊田市美術館、2001年)、「ガーデンズ」(豊田市美術館、2006年)、「Blooming:日本–ブラジル きみのいるところ」(豊田市美術館、2008年)、「Twist and Shout Contemporary Art from Japan」(バンコク・アート&カルチャーセンター、2009年、国際交流基金主催・共同企画)、「石上純也–建築の新しい大きさ」展(豊田市美術館、2010年)、「反重力」展(豊田市美術館、2013年)、「杉戸洋−こっぱとあまつぶ」展(豊田市美術館、2016年)、「ビルディング・ロマンス」(豊田市美術館、2018年)、あいちトリエンナーレ2019(豊田市・名古屋市、2019年)。美術手帖、WEBマガジンartscape等にも多数執筆。

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2021/10/25 19:30
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