建築は言葉で牽引されてきた──『現代建築宣言文集 [1960-2020] 』で辿る60年

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【イベント概要】

2022年2月、彰国社より『現代建築宣言文集 [1960-2020] 』が刊行されました。本書は、未来の都市のあり方を構想したメタボリズムが生まれた1960年代から、バブル経済に向かいポストモダンの思想が花咲いた1980年代、グローバリゼーションが到来した2000年代、東日本大震災が発生し新国立競技場建設が社会問題となった2010年代まで、現代の建築概念を揺るがしてきた建築家や批評家による50の言説を再録・解読したアンソロジーです。

編者のひとりである建築史家・評論家の五十嵐太郎氏は、本書の「はじめに」で、

《すぐれた建築は直感だけでデザインされるものではない。(中略)建築とは何かを問い、いかに空間を構想するかを思考すること。そうした思索を経て、「建築」が誕生する。このとき言葉というツールが重要になるだろう。》

と述べます。建築の歴史とは言葉によって牽引され、社会との関係を築いてきた変遷と言えるのではないでしょうか。

この度ゲンロンカフェでは五十嵐氏に加え、建築家の浅子佳英氏、建築史家の倉方俊輔氏をお招きし、本書に収録されたテキストをじっくりと読み解いていきます。

昨年5月にゲンロンカフェでは、新国立競技場の建設問題とイラク出身の女性建築家、故ザハ・ハディド氏をめぐるイベントを開催し、おおきな反響を呼びました。今回もゲンロンカフェならではの濃密さで、約半世紀にわたる建築と言説の動向に迫っていきます。絶対にお見逃しなく!


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五十嵐太郎、菊地尊也編『現代建築宣言文集 [1960-2020]』(彰国社)

五十嵐太郎 Taro Igarashi

1967年パリ生まれ。建築史・建築批評家。1992年東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。現在、東北大学大学院教授。あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナーを務める。芸術選奨新人賞。『日本建築入門』(筑摩書房)、『被災地を歩きながら考えたこと』(みすず書房)、 『モダニズム崩壊後の建築』(青土社)、『現代建築宣言文集』(共編著、彰国社)ほか著書多数。

浅子佳英 Yoshihide Asako

撮影:新津保建秀
1972年神戸市生まれ/2007年タカバンスタジオ設立、2009年東浩紀らと共に合同会社コンテクチュアズ設立(現ゲンロン)2012年退社。/主な論考に「コム デ ギャルソンのインテリアデザイン」(『思想地図β』vol.1所収、2010年、コンテクチュアズ)「しろくちいさく透明なセカイ——少女時代の建築家たち」(『ゼロ年代11人のデザイン作法』所収、2012年、六耀社)「プラダ・エピセンターが変え(なかっ)たもの」(『レム・コールハースは何を変えたのか』所収、2014年、鹿島出版会)

倉方俊輔 Shunsuke Kurakata

1971年東京都生まれ。建築史家。大阪公立大学教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院理工学研究科修了、同博士課程満期退学。博士(工学)。日本の近現代建築を中心に歴史研究と批評を行う。著書に『京都 近現代建築ものがたり』、『東京モダン建築さんぽ』、『吉阪隆正とル・コルビュジエ』など。共著に『大阪建築 みる・あるく・かたる』、『建築家の読書術』など。監修・解説書に『伊東忠太建築資料集』などがある。

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放送開始
2022/05/18 19:00
公開終了
2022/11/15 23:59
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放送開始
2022/05/18 19:00
タイムシフト視聴終了
2022/05/25 23:59