生きる、戦う、書く──SF創作講座卒業生3人が語る新人作家のリアリティ

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【イベント概要】

作家の櫻木みわさん、新川帆立さん、藍銅ツバメさんによるイベントを開催いたします。

本イベントは、櫻木みわさんにとって2冊目の単行本となる『コークスが燃えている』(集英社)、2期連続で作品が月9ドラマの原作に起用されるなど躍進中の新川帆立さんの近刊『先祖探偵』(角川春樹事務所)、藍銅ツバメさん初の単行本となる「日本ファンタジーノベル大賞 2021」大賞受賞作『鯉姫婚姻譚』(新潮社)の、トリプル刊行記念イベントです。
お三方は「ゲンロン 大森望 SF創作講座」に受講生・聴講生として参加し、現在はそれぞれが作家として活躍中。作家として生きるとはいったいどういうことなのか。執筆生活のリアルや本をつくるための戦略についてなど、ざっくばらんにたっぷりお話していただく予定です。
登壇者のみなさまからもすてきなメッセージをいただいています。イベントとあわせてぜひご一読ください!

 

【登壇者の櫻木みわさんより】

ゲンロンカフェは特別な場所だ。10代のときから読んできた本の著者と対面できたり、一夜にして短編小説のような忘れがたい出来事が起こったり、あとから振りかえって、あれは人生を変える出会いだったと思うような出会いがあったりする。私もゲンロンカフェで、多くの素晴らしい時間を経験した。

デビュー2年目にして次々と著書を刊行、月9ドラマの原作に2期連続採用という華々しい活躍を遂げている新川帆立さんと、『鯉姫婚姻譚』で日本ファンタジーノベル大賞を射止め、デビュー作を上梓したばかりの藍銅ツバメさん。私がお二人と初めて会ったのも、ゲンロンカフェだった。

それは別々のときだったけれど、いずれも私がゲンロンSF創作講座の卒業生として講義に遊びに行った夜で、新川さんは既に「このミステリーがすごい!大賞」を受賞されていたが刊行はこれからというとき、藍銅ツバメさんも、まだデビューをされる前の受講生のときだった。お二人ともキラッとひかっていて、私は「このひととお話ししてみたい」とこころ惹かれたのを覚えている。

今回そのお二人と、自分たちが出会った場所であるゲンロンカフェで語りあえる機会を持つことができ、とてもうれしい。作家は或る種の人間にとって最高の職業であるけれど、同時にとても孤独な仕事でもある。女性の場合は、身体的、社会的な事情から、考えさせられる事柄に出くわすことが多いとも実感している。

当日は、異なるジャンルで真摯に小説に取り組んでおられるお二人に、書くこと、プロの作家としてやっていくこと、女性の書き手として考えることなど、さまざまお話を伺いたいと思う。

そしてその日はぜひ、皆さんにもゲンロンカフェで、特別な出会いや出来事に遭遇してほしい。お楽しみに! (櫻木みわ)

【登壇者の新川帆立さんより】

一緒にイベントをしようと誘われたとき、二つ返事で「やる!」と言った。櫻木みわさんも藍銅ツバメさんも大好きだからだ。私は結構フィーリング派というか、直感型だ。些細なことで人を好きになる。

櫻木みわさんを知ったのは、『小説すばる』の「私的偉人伝」というコラムだった。二千字ほどの短い文章だったが、すっかり虜になった。この人の書くものをもっと読みたいと思わせる何かがある方だ。ゲンロンカフェでお会いしたときには「あっ、あのコラムを書かれた櫻木さん!」とすっかりファン気分だった。

藍銅ツバメさんは、SF創作講座に課題提出されていた小説を読んで知った。これもまた衝撃だった。グロとエロは紙一重だと思わせる耽美な妖怪譚、大好物である。SF創作講座の二次会でお会いしたとき、藍銅さんは可愛いポケモンのシャツを着ておられた。「妖怪を書くポケモンの人」と記憶に深く刻まれた。

今回お二人とお話する場を頂き、とても光栄であり、楽しみだ。
創作に対するスタンスや考え方は作家によって多種多様だ。お二人がどのように創作に取り組まれているのか、楽屋裏をのぞきたいと思っている。

もちろん、私の話も……! たっぷりネタを仕込んで参戦します。お楽しみに! (新川帆立)

【登壇者の藍銅ツバメさんより】

櫻木みわさんと新川帆立さんと初めて会ったのは、どちらもSF創作講座でのことです。その時既に櫻木みわさんは『うつくしい繭』を出版されており、新川帆立さんは『このミステリーがすごい!』大賞を受賞されてデビュー目前というところでした。対してそのころの私は、いつかプロ作家になるんだという想いだけはあるもののそれにつながる具体的な計画も実績も何もない状況でした。
そんな時から仲良くしてくれて、憧れるばかりだったお二人とこうして一緒に新刊イベントをできるとは、人生は何が起るか解りませんね。それも、SF創作講座が今も毎月開かれるゲンロンカフェでのことですから、不思議な巡り合わせを感じます。

普段お会いする時はみわさんのお家に遊びに行く予定について話したり、帆立さんとはポケモンや星のカービィの話をしたりしているのですが。作家として改まって壇上に並ぶ機会が巡ってきたわけですから、一体どんなお話になるのか。七夕の夜にどんな素敵なことが起るのか、今から楽しみにしております。(藍銅ツバメ)


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櫻木みわ『コークスが燃えている』(集英社)

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新川帆立『先祖探偵』(角川春樹事務所)


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藍銅ツバメ『鯉姫婚姻譚』(新潮社)

櫻木みわ Miwa Sakuraki

1978年福岡県生まれ。大学卒業後、タイで日本語情報誌の編集を務める。東ティモール、フランスなどの滞在を経て帰国。ゲンロンSF創作講座第1期に参加、講座提出作が編集者の目に留まり、2018年『うつくしい繭』(講談社)でデビュー。近作に『コークスが燃えている』(集英社)、「カサンドラのティータイム」(『小説TRIPPER』夏号)など。

新川帆立 Hotate Shinkawa

photo MORI Kiyoshi
1991年アメリカテキサス州ダラス生まれ、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部、同法科大学院修了後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。

藍銅ツバメ Tsubame Rando

1995年大阪生まれ。徳島大学総合科学部人間文化学科卒業。ゲンロン大森望SF創作講座、四期受講生。『めめ』で第4回ゲンロンSF新人賞優秀賞受賞。『鯉姫婚姻譚』で日本ファンタジーノベル大賞2021大賞受賞。近作に『Niraya』(小説すばる2022年4月号掲載)、『春荒襖絡繰』(小説新潮6月号掲載)、『鯉姫婚姻譚』(新潮社)、『青蝋百物語』(小説新潮12月号掲載)など。

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2022/07/07 19:00
公開終了
2023/07/06 23:59
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