文学は服飾を刺激する──シン・ファッション文化論 #3

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【イベント概要】

建築家の浅子佳英さん、ノンフィクションライターの石戸諭さん、朝日新聞編集委員の後藤洋平さんによるファッショントーク第3弾を開催! 今回はゲストとして、日本文学研究者のロバート キャンベルさんをお迎えします。

今回から「シン・ファッション文化論」と名前を新たにした本シリーズ。ファッションに加えショップのインテリアデザインにも精通する浅子さん、各ブランドのコレクションから仕立て服まで幅広く着こなす石戸さん、ファッション担当記者として世界のファッションシーンを取材し続ける後藤さんによる人気企画となっています。

第1弾「コムデギャルソンは何を自由にしたのか」ではコムデギャルソンを軸にファッションへの愛を語り尽くし、第2弾「ファッション2020年代を展望する」では社会のオンライン化やジェンダーに対する意識の変容、環境問題への関心の高まりなど時代の変化とファッションについて議論しました。

第3弾となる今回は、2部制の豪華プログラム。前半は、日本文学研究者として各メディアで活躍し、ファッションに造詣が深いことでも知られるキャンベルさんを迎えてのトークセッションを行います。後藤さんが聞き手を務めたキャンベルさんへのインタビューでは、テレビ出演時にスタイリストをつけずに自ら服を選んでいることをはじめ、「世の中の男性たちには服を選ぶ際、もっと模様や色とか生地の質感で、真面目に遊んでほしい」とファッションへのこだわりと深い愛を存分に明かされました。今回は、ご専門である文学とファッションはどのように結びついているのかなど、幅広くお話をうかがいます。

後半は、ホストの3人と来場の皆さまとの交流プログラム。視聴者の熱いコメントも話題の本シリーズですが、今回は初の有観客開催となります。来場者の皆さんがいまファッションについて聞きたいこと、語りたいことをぜひ登壇者に投げかけてください。
また、お気に入りのファッションで来られた方は、壇上でご紹介をさせていただきます! ファッション時事放談や、6月のパリ・ファッションウィークを現地取材した後藤さんからは裏話もお聞かせいただけるはず。ぜひお気に入りの一着でお越しください。

真夏の暑さに負けない、ゲンロンカフェの熱いファッショントークにご期待ください!

【登壇者石戸諭さんより】

キャンベルさんにはインタビューで何度かお会いしたことがある。その中でも忘れられないのは、ご自宅に伺ったときのことだ。インタビュアー、つまり僕の着ているものを見て、すぐに着替えてくると言ったのだ。

この時、僕が着ていたのはファッションが好きなキャンベルさんがどんな格好できても合わせられるように、黒に白いドットをベースにしたコムデギャルソンとビートルズのコラボレーションシャツを主役に、ハート柄を織りで表現した黒のシャツジャケット、ブラックデニムで組み立てた。ある意味では無難なモノトーンかつモードを感じさせるものだった。

きっとこれも楽しんでくれるに違いないと思った僕の想像のはるか上を行く、取材相手のために着替えるという気遣いに圧倒された。この取材を僕はずっと忘れることはないだろう。彼の選んだコーディネート、それも僕にあわせたものを二つも見る贅沢を味わえたのだから。

そのキャンベルさんと取材抜きでファッションを語る。この贅沢もまた忘れられないイベントになりそうだ。

【登壇者の後藤洋平さんより】

昨年12月に始まったゲンロンカフェでの「シン・ファッション文化論」シリーズは、石戸諭さんからのお誘いで始まった。

実は、この企画には前段がある。同年春に朝日新聞で始まった「My style, My life」という不定期連載である。

TVを中心としてメディアに出演しながらも、「この人は明らかにスタイリストをつけず、能動的に服を選んだ私服を着用している」と私が判断した言論人に、ファッションの話(だけ)を聴きに行くという、一般紙にはあるまじき?企画だ。

栄えある初回を飾ってもらうため、最初にインタビューを依頼したのはロバート キャンベルさん。日本テレビ「スッキリ」のコメンテーターとして、明らかにドリス・ヴァン・ノッテンのコレクションピースやジル・サンダーの服を着用している姿を画面越しに何度も目に焼き付けていた。そして2回目は石戸諭さん。雑誌のインタビュー取材で、コムデギャルソンオムプリュスのロングライダースジャケットを着用していたのが忘れられなかった。共通しているのは、誰でも着られるものではない服を、きちんと「自分のもの」として纏っていることだ。

いずれも面識のなかったお二人に、インタビュー謝礼の安い新聞の取材を受けてもらうにはどうすればいいかと考えた末、「あなたが服を好きなことは、すごく分かっています。ちゃんとした記事にしますので、どうかお願いします」といった、心をこめた(長めの)依頼メッセージをお送りした。その結果、お二人はご多忙にもかかわらず、とても丁寧に取材に応じてくださった。

そうした縁から始まったゲンロンでの「ファッション回」、3度目にして原点ともいえるキャンベルさんをお招きすることになった。心から楽しみだ。

イベントでは、2年半ぶりに訪れた6月のパリ・メンズコレクションのご報告もできればと思っている。

【登壇者の浅子佳英さんより】

今回、キャンベルさんには以下のようなことをうかがってみたいと考えています。

1)コロナ禍の2年半で外食しなくなった結果、家で毎日のように飲むことになってしまい、体重が一気に増加してしまいました。若さと体型を保つ秘訣を知りたいです。

2)文学の研究者であるということと、ファッションが好きということに関係はありますか。

3)日本とアメリカにおけるファッションの受容の違い(日本もアメリカも中年以上の男性はファッションへの興味をなくす傾向があるように思います)。

また、キャンベルさんは、異なる文化を持つ2つ以上の国に自らの人生の場所をお持ちなので、「誰もがそれぞれ違っていていいんだよ」ということを表明するためにこそ、自ら率先して装うことを楽しんでいるのかなとお見受けしています。
どこを見ても分かりあえないことばかりが可視化されてばかりいる世界なので、ファッションの可能性について全員で話せればと思っています。

ロバート キャンベル Robert Campbell

日本文学研究者。早稲田大学特命教授、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問、東京大学名誉教授。ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。主な編著に『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編)、『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波文庫)、『名場面で味わう日本文学60選』(徳間書店、飯田橋文学会編)等がある。YouTubeチャンネル「キャンベルの四の五のYOUチャンネル」配信中。

浅子佳英 Yoshihide Asako

撮影:新津保建秀
1972年神戸市生まれ/2007年タカバンスタジオ設立、2009年東浩紀らと共に合同会社コンテクチュアズ設立(現ゲンロン)2012年退社。/主な論考に「コム デ ギャルソンのインテリアデザイン」(『思想地図β』vol.1所収、2010年、コンテクチュアズ)「しろくちいさく透明なセカイ——少女時代の建築家たち」(『ゼロ年代11人のデザイン作法』所収、2012年、六耀社)「プラダ・エピセンターが変え(なかっ)たもの」(『レム・コールハースは何を変えたのか』所収、2014年、鹿島出版会)

石戸諭 Satoru Ishido

1984年、東京都生まれ。ノンフィクションライター。立命館大学法学部卒業。2006年、毎日新聞社に入社。2016年、BuzzFeed Japanに移籍。2018年、独立してフリーランスのライターに。2020年、「ニューズウィーク日本版」の特集「百田尚樹現象」で第26回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞、2021年、「文藝春秋」掲載のレポート「「自粛警察」の正体」で第1回PEPジャーナリズム大賞を受賞。週刊誌から文芸誌、インターネットまで多彩なメディアヘの寄稿に加え、テレビ出演など幅広く活躍中。著書に、『リスクと生きる、死者と生きる』(亜紀書房)、『ルポ 百田尚樹現象 愛国ポピュリズムの現在地』(小学館)、『ニュースの未来』(光文社新書)、『視えない線を歩く』(講談社)、『東京ルポルタージュ』(毎日新聞出版)。

後藤洋平 Yohei Goto

1976年、大阪府生まれ。99年に報知新聞へ入社し、大阪編集局で芸能(吉本興業、宝塚歌劇など)と社会を担当。読売テレビ「週刊えみぃSHOW」「なるトモ!」のレギュラーコメンテーターも務める。06年に朝日新聞に移り、京都府警担当キャップ、大阪府警捜査1課担当などを経て14年に東京本社文化部。NHK籾井会長問題、文科省クラブで文化庁などを担当し、15年からは継続的にパリ、ミラノ、ロンドンでのコレクションを取材している。同部デスクを経て編集委員。担当はファッションと放送、芸能。

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放送開始
2022/08/04 19:00
公開終了
2023/02/01 23:59
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放送開始
2022/08/04 19:00
タイムシフト視聴終了
2022/08/11 23:59