フリースタイル言語学ってなんだ?これだ!──ラッパー、言語学者と出会う

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【イベント概要】

2022年6月、蛍光イエローとブラックをベースに、眉間にしわを寄せつつもどこかポップなキャラクターのイラスト、独特のフォントでデザインされた1冊の本が出版された。タイトルは『フリースタイル言語学』。はて、フリースタイル言語学ってなんだ?

より細かく本を見ると、著者は川原繁人。帯には「異端の言語学者」とあり、「日本語ラップ」はまだしも、「メイド喫茶」「ヨガの呼吸」「ポケモン」「ドラクエ」とつかみどころのないキーワードが並ぶ。まさに何でもあり、目に(耳に?)付いたものを、言語学を切り口に次々と分析している……。
しかし、実際のところ言語学や音声学は、そんな何でもありに打って出ることができるのか。たしかに言葉や声を使わずに過ごす日は存在しない。会話、メールや文章を書くこと、独り言や考えることだって言葉を通さずにはいられない。他方、わたしたちが言葉を使うとき、音を発するとき、どうしたってそこには無意識の領域があり、そこで何が起きているのか遡行して考えるのも難しい。
あまりに身近で、あまりに当たり前がゆえに、わたしたちは自分の言葉や音を発することをどう獲得したかはもちろん、どう使っているのか意識的に向き合うことも少ないのではないだろうか。

そんな我々にとって近いようで遠い気がする言葉や声の世界を追求する川原氏を、ゲンロンカフェで荘子itと吉田雅史が迎える。ラッパーとして活躍する2人もまた、音や文学、ときにはキャラクターなどさまざまなジャンルやテーマを横断して様々な角度からヒップホップを追求し、言葉や音と向き合ってきた。

フリースタイルの言語学ってなんだ。言語学者とラッパーが集い、その姿をあぶりだす。


spitz
川原繁人『フリースタイル言語学』(大和書房)

川原繁人 Shigeto Kawahara

言語学者・音声学者。2002年国際基督教大学より学士号、2007年マサチューセッツ大学より博士号を修得。ジョージア大学、ラトガーズ大学助教授を経て、2013年、慶應義塾大学言語文化研究所に移籍。現在、教授。プリキュアやポケモンの名前など身近な題材を言語学的視点から分析することを得意とする。日本語ラップの韻も言語学的に分析し、ラップにおける韻の効用や他の古典文学との共通性も考察することで、日本語ラップを「言語芸術」の一例として位置づけるべきであるという主張を続ける。大学教育にも日本語ラップを取り入れ、現役のラッパーたちのコラボ活動も精力的に行っている。著作『「あ」は「い」より大きい!?』(ひつじ書房)、『言語学者、外の世界へ羽ばたく』(教養検定)、『音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む』(朝日出版社)、『フリースタイル言語学』(大和書房)他。

荘子it Zo Zhit

Track Maker/Rapper
1993年生まれ
2019年に1st Album『Dos City』で米LAのDeathbomb ArcからデビューしたDos Monosを率い、全曲のトラックとラップを担当。
古今東西の音楽、哲学やサブカルチャーまで奔放なサンプリングテクニックで現代のビートミュージックへ昇華したスタイルが特徴。
2020年春にアメリカツアーを予定していたが、コロナの影響で中止。国内で制作に励み、台湾のIT大臣オードリー・タンとのコラボ曲等、シングルをいくつか発表した後、7月24日に、アリゾナのHip HopクルーInjury Reserveも参加した2nd Album 『Dos Siki』をリリースした。翌2021年7月にはそのリメイクアルバムとなる『Dos Siki 2nd season』をリリースし、同作にはblack midi、崎山蒼志、SMTK、Qiezi Mabo、JAZZ DOMMUNISTERSなどが参加した。
2021年9/14には、『ハイパー・ハードボイルド・グルメリポート』の上出遼平と共同でテレビ東京深夜の実験的番組『蓋』を手掛け、同作と連動したアルバム『Larderello』をリリースした。
12/3には、「HITOSHI MATSUMOTO Presents DOCUMENTAL Season10」のOP曲として制作したシングル『王墓』をリリースした。

吉田雅史 Masashi Yoshida

1975年。批評家/ビートメイカー/MC。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉初代総代。MA$A$HI名義で8th wonderなどのグループでも音楽活動を展開。『ゲンロンβ』『ele-king』『ユリイカ』『クライテリア』などで執筆活動展開中。主著に『ラップは何を映しているのか』(大和田俊之氏、磯部涼氏との共著、毎日新聞出版、二〇一七)。訳書に『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(ジョーダン・ファーガソン著/DU BOOKS、二〇一八)。ビートメイカーとしての近作は、Meiso『轆轤』(二〇一七)プロデュース、Fake?とのユニットによる『ForMula』(二〇一八)など。

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放送開始
2022/09/04 13:00
公開終了
2023/03/04 23:59
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2022/12/16 17:30
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