カフェに
行く
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一般 入場券2,500円
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学生 入場券2,000円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,000円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般990円
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チャンネル会員無料
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一般1,000円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
「辺境から見える世界」
https://www.genron-alpha.com/article20230202_01/
【イベント概要】
脳科学者の茂木健一郎氏がホストを務める大人気トークイベントシリーズ「モギケンカフェ」第5弾を開催します。
第1弾では元内閣総理大臣の鳩山由紀夫氏、第2弾では元陸上メダリストの為末大氏、第3弾では将棋棋士の羽生善治氏、第4弾では解剖学者の養老孟司氏と、錚々たるゲストをお招きしてきました。
第5弾の今回は、「科学界のインディ・ジョーンズ」としてメディアでもご活躍の辺境生物学者・長沼毅氏がゲンロンカフェに初登壇。このたび上梓される長沼氏と茂木氏の対談本『科学と宗教の未来』(第三文明社)の刊行記念として、おふたりが生命の神秘から人間社会のあるべき姿についてまで語り尽くします。
長沼氏はこれまで、南極や北極、深海、砂漠といった「辺境」=過酷な環境におもむき、そのような極限の世界で生きる生物を採集・調査してこられました。そして、「『辺境』を知るということは生命の限界を知ることです。これは、すなわち生命の強さや神秘を知ることでもあります」(『辺境生物はすごい!』より)と語ります。茂木氏はそんな長沼氏の生命観や人間観に惹かれ、出会って一発で好きになったとのこと。
今回の対談本の二つの大きなテーマは、「生命とは何か」「人間の知性の本質とは何か」といった問いを理性で突き詰める科学と、「この世は不思議だ」という感覚に根ざしながら人に生きる意味を与える宗教。いずれも現代社会を強く規定する営みでありながら、一見相容れない関係にあるようにも思われます。
長沼氏は『科学と宗教の未来』のあとがきで、この両者を結ぶ鍵は「平和」にこそあるのではないか、という問題提起とともに同書を締めくくっています。そこで言われている「平和」とはいったい何なのか? われわれは科学と宗教が調和した平和な社会をどうすれば作ることができるのか? そして、そもそもなぜ生命は存在するのか? なぜ人間は科学を探究し、宗教を必要とするのか?
科学と人文知の境界線を軽々とまたぐ、ノンジャンルでアナーキーな議論をどうぞお楽しみに!
茂木健一郎、長沼毅『科学と宗教の未来』(第三文明社)
長沼毅 Takeshi Naganuma
広島大学 大学院 統合生命科学研究科(学部は生物生産学部)・教授
1961年4月12日、「世界初の有人宇宙飛行」の日、三重県四日市市で生まれ、4歳までは名古屋市で、幼稚園から高校までは神奈川県大和市で過ごす。1989年、微生物生態学で理学博士を取得し、海洋科学技術センター(現・海洋研究開発機構、神奈川県横須賀市)に入所。1990~91年、理化学研究所(埼玉県和光市)に派遣。1991~93年、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校に派遣。1994年、広島大学生物生産学部に異動。その後、学内改組等を経て、現職。
深海、地底、南極・北極、火山・高山、砂漠、洞窟などの「辺境」の生物を研究。
茂木健一郎 Kenichiro Mogi
脳科学者、作家、ブロードキャスター。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。IKIGAIをテーマにした英語の著書が、31カ国、29言語で翻訳出版される。