神話の言葉が蘇る──『古事記』はマジでヤバい!

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webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
「『口訳 古事記』@ゲンロンカフェ!」
https://webgenron.com/articles/article20230818_01/

 

【イベント概要】

作家の町田康さんがゲンロンカフェ初登壇! 能楽師の安田登さんとともに、話題沸騰中の町田さんの最新刊『口訳 古事記』をめぐってお話をいただきます。

数々の文学賞を受賞し、小説やエッセイなどで多くの読者を抱える町田さん。これまでにも『宇治拾遺物語』や『源氏物語』の「末摘花」など、古典作品の現代語訳や翻案などを手がけてきました。そんな町田さんがこの度「口訳」したのは日本最古の神話である『古事記』。イザナキとイザナミ、アマテラスとスサノオ、因幡の白兎とオオクニヌシといった神々の物語が、関西弁による破天荒な超絶文体で描かれます。

身体性を通して東西のあらゆる古典を読みこなし、『古事記』にも造詣が深いことで知られる安田さんも本書をとても面白く読まれたそう。安田さんは本書の書評のなかで「この「口訳」だが、これは、稗田阿礼の口が町田康の口に憑依して喋って出て来た「訳」に違いないと思っている。」と述べています(「『古事記』は、稗田阿礼が誦習していたものを、太安万侶が文字化したといわれている」そう)。

あらためて『古事記』とはどんな物語なのか? 町田さんはなぜ『古事記』を「口訳」したのか? 神話の言葉を現代に蘇らせるとはどういうことか? 従来の古典のイメージにとらわれず、古典の新たな魅力を引き出すおふたりにたっぷりとお話いただきます。

さらに! トークの途中に、町田さんと安田さんによる『古事記』朗読も行われる予定です。伴奏は笙のカニササレアヤコさん。これは絶対に見逃せません。『古事記』はマジでヤバい! ゲンロンカフェに行くしかない!



町田康『口訳 古事記』(講談社)

町田康 Kou Machida

作家。1962年大阪府生まれ。
1997年『くっすん大黒』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、2001年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、2005年『告白』で谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。他の著書に「猫にかまけて」シリーズ、「スピンク日記」シリーズ、『ホサナ』『記憶の盆踊り』『湖畔の愛』『ギケイキ』『男の愛 たびだちの詩』『しらふで生きる 大酒飲みの決断』『私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?』など多数。最新刊は『口訳 古事記』。

安田登 Noboru Yasuda

下掛宝生流能楽師。1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。現在、関西大学特任教授。
著書に『あわいの力「心の時代」の次を生きる』、シリーズ・コーヒーと一冊『イナンナの冥界下り』、『すごい論語』(ともにミシマ社)、 『能 650年続いた仕掛けとは』(ともに新潮新書)、『あわいの時代の『論語』: ヒューマン2.0』(春秋社)、『野の古典』(紀伊国屋書店)、『見えないものを探す旅』(亜紀書房)など多数。

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放送開始
2023/08/10 19:00
公開終了
2024/02/10 23:59
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放送開始
2023/08/10 19:00
タイムシフト視聴終了
2023/08/17 23:59