虚構にとって真実とはなにか──『極私的エロス・恋歌1974』から『往生際の意味を知れ!』への世代を超えた継承

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本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。

会場での当日券販売も行います。ただし、新型コロナウイルス感染症予防のために座席の間隔を広く確保しており、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。

【イベント概要】

日本を代表するドキュメンタリー映画の鬼才、原一男さんが再びゲンロンカフェにやってきます! 今年4月に行われたドキュメンタリー監督の大島新さん、ノンフィクションライターの石戸諭さんとの鼎談「ドキュメンタリーはどこへゆく──『ゆきゆきて、神軍』から『水俣曼荼羅』まで」では、原さんの軽妙洒脱なトークもあわせて非常に好評を博しました。同鼎談の内容は、10月末発売の『ゲンロン15』にも収録されています。

今回、原さんのお相手を務めるのはマンガ家の米代恭さん、物語評論家のさやわかさん。今年夏に完結した米代さんの『往生際の意味を知れ!』はテレビドラマ化もされ話題作となりました。主人公の映画監督がヒロインの出産をドキュメンタリーとして撮るという本作は、原さんの初期の代表作『極私的エロス・恋歌1974』に影響を受けており、連載時には原さんに取材を重ねたそうです。

また『往生際の意味を知れ!』のストーリーはヒロインの母親が国民的エッセイマンガ家で、その「エッセイ」が虚構にまみれているのを暴くというもの。原さんの『全身小説家』では、作家の井上光晴の晩年を追うなかで、井上が生前に述べた経歴や生い立ちに嘘があることを明かしていき、作家にとって「虚構」や「真実」とはなにかを問いかけていきます。

米代さんは原さんの作品にどのような影響を受けたのか? 原さんは米代さんの『往生際の意味を知れ!』をどう読んだのか? 作家が生み出す虚構と真実とは?

司会進行は、メイン講師を務めた講談社「ひらめき☆マンガ学校」で米代さんを輩出し、フィクションのジャンルに幅広く精通するさやわかさん。今年4月の鼎談に続いて白熱のトークが広がりそうです。絶対にお見逃しなく!

【登壇者の原一男さんから】

先日、ここゲンロンカフェで大島新監督とドキュメンタリーを巡って論戦を展開した。大島監督はテレビ畑出身、私は、映画館で上映される映画畑出身。テレビと映画という畑は違っても同じドキュメンタリーなので、表現の形式は同じ、という気安さはあった。

が、今度はいささか勝手が違う。漫画とドキュメンタリーという表現形式の違いが、論戦に、どんな火花を散らすだろうか?

米代さん担当の編集者が『極私的エロス・恋歌1974』を観てみたら、と米代さんに勧めた事がきっかけ、ということは私も聞いている。つまり私の作品が米代さんの漫画にインスパイアを与えた、ということになるのだろうが、そのことが論戦に、私の方が優位になる、と思われては困るのである。なぜなら、影響を受けたとされる米代さんの側は、批判的に越えようとしてそのエネルギーを作品の中に展開するであろうことは、ごく自然なことだ。だから、何もしないまま呑気に無防備に論戦に挑めば、私はコテンパンに打ちのめされることは火を見るよりは明らかである。そんなことで、私はかなり緊張している。
 
論戦のキーワードとしては、いくつかのことを考えている。

そもそもドキュメンタリーとは?  
ドキュメンタリーにおける物語とは?
ドキュメンタリーにおける虚構とは? 
ドキュメンタリーにおいて主人公の役割とは?
ならば、フィクションとは?

【登壇者の米代恭さんから】

今年の夏に完結した『往生際の意味を知れ!』は原さんにたくさんの協力をしていただきました。

そこで原さんの70歳を超えていると思えないエネルギーを目の当たりにし、ただ勉強させてもらうしかない身の上なのにこのように同じ壇上で話すことになるとは『水俣曼荼羅』の舞台挨拶を観て、初めてご挨拶させてもらった頃からは想像もつきませんでした。

「虚構にとって真実とは何か」、現実を撮影する原さんと1から紙の上で物語をつくる漫画家である私と、どのようなお話しになるか今からとても怖く、そして楽しみです。


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ゲンロン15』(ゲンロン)

原一男 Kazuo Hara

1945年6月、山口県宇部市生まれ。1972年、小林佐智子と共に疾走プロダクションを設立。同年、『さようならCP』でデビュー。74年には『極私的エロス・恋歌 1974』を発表。87年の『ゆきゆきて、神軍』が大ヒットを記録、世界的に高い評価を得る。94年に『全身小説家』、05年には初の劇映画となる 『またの日の知華』を監督。2017年に『ニッポン国VS泉南石綿村』を発表。2019年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にて、全作品が特集上映された。同年、風狂映画舎を設立し、『れいわ一揆』を発表。2020年、『水俣曼荼羅』を完成させた。

米代恭 Kyou Yoneshiro

1991年生まれ、東京都出身。美大在学中に描いた漫画がアフタヌーン四季賞で佳作受賞。大学を中退し、2012年に受賞作『いつかのあの子』で短編デビュー。同年、『おとこのことおんなのこ』で長編デビュー。2015年から2018年まで、SFと不倫をテーマにした『あげくの果てのカノン』を「月刊!スピリッツ」で連載。2020年から2023年まで、『往生際の意味を知れ!』を「週刊スピリッツ」で連載。

さやわか Sayawaka

1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。「コミックブリッジ」で『ヘルマンさんかく語りき』(作画:倉田三ノ路)を連載中。

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放送開始
2023/11/16 19:00
公開終了
2024/05/16 23:59
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放送開始
2024/03/27 18:00
タイムシフト視聴終了
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放送開始
2023/11/16 19:00
タイムシフト視聴終了
2023/11/23 23:59