松本清張を発掘せよ

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※本イベントは、15時スタート(14時開場)となります。ご注意ください。

本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。

会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。

【イベント概要】

司馬遼太郎と並ぶ昭和の国民作家、松本清張。今年1月にも「顔」と「ガラスの城」がTVドラマ化されるなど、没後30年を迎えてもその人気は衰えることをしりません。人間と社会の闇を小説として描いてきただけでなく、『日本の黒い霧』や『昭和史発掘』といったノンフィクション作品で隠された歴史を発掘してきた清張ですが、「司馬史観」が手厳しく批判されたのとは異なり、清張の歴史との格闘は歴史学者には無視されがちでした。

そんななか、膨大な資料と証言を集めてきた清張を高く評価してきたのが、政治学者の原武史さんです。『「松本清張」で読む昭和史』(NHK出版新書)や『松本清張の「遺言」』(文春文庫)で、清張の取り組みを引き継ぎ、未完の遺作『神々の乱心』についてもその結末を予想しています。清張の想像力をとおしてみえてくる、天皇論や戦後日本の権力とは──。

原さんを迎えるのは、昨年8月に開催されたイベント「司馬遼太郎はいかに国民作家になったのか」に登壇した酒井信さんと與那覇潤さん。酒井さんは今年2月に『松本清張はよみがえる』(西日本新聞社)を出版。清張作品50作を取り上げ、舞台となった土地や現代の作家への影響についても論じています。

今回のイベントでは『点と線』『ゼロの焦点』『日本の黒い霧』『砂の器』『昭和史発掘 2・26事件』『神々の乱心』といった代表作を取り上げ、文学的想像力と歴史の実証、フィクションとノンフィクションが交差する松本清張という可能性について徹底「発掘」いたします!

原武史 Takeshi Hara

1962年、東京都生まれ。日本経済新聞社会部記者として、昭和末期に宮内庁詰めとなる。1992年、東京大学大学院博士課程中退。現在、明治学院大学名誉教授。著書に、『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)、『大正天皇』(毎日出版文化賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)、『皇后考』、『〈女帝〉の日本史』など。最新刊は『戦後政治と温泉』(中央公論新社)。

酒井信 Makoto Sakai

1977年、長崎市生まれ。明治大学准教授。早稲田大学卒業後、慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学助教、文教大学准教授を経て現職。専門は文芸批評・メディア文化論。著書に『松本清張はよみがえる』『現代文学風土記』『吉田修一論』『メディア・リテラシーを高めるための文章演習』など。2024年6月から 西日本新聞で、新連載「松本清張がゆく 西日本の旅路」(仮題)を担当予定。新潮社「考える人」に「松本清張はよみがえる!「嫉妬」と「格差」の時代を生き抜くための10冊」を寄稿。

與那覇潤 Jun Yonaha

1979年生。東京大学大学院総合文化研究科で博士号取得後、2007~17年まで地方公立大学准教授。当時の専門は日本近現代史で、講義録に『中国化する日本』(文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)。離職後は『知性は死なない』(文春文庫)、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮社。第19回小林秀雄賞)など、自身の病気の体験も踏まえた言論活動を在野で行っている。新型コロナウイルス禍での学界の不見識に抗議して、2021年の『平成史』(文藝春秋)を最後に「歴史学者」の呼称を放棄した。近刊に『過剰可視化社会』(PHP新書)、『危機のいま古典をよむ』(而立書房)など。

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放送開始
2024/06/02 15:00
公開終了
2024/12/02 23:59
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2024/06/02 15:00
タイムシフト視聴終了
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