ヒップホップその可能性の中心

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本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。

残席がある場合、会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。

【イベント概要】

日本のヒップホップシーン黎明期から活躍し、7月に行われたFUJI ROCK FESTIVAL ’24では「いとうせいこう is the poet with 町田康」でのパフォーマンスが話題になるなど、現在も精力的に音楽活動を行っている、いとうせいこう氏。

Dos Monos第二期ではロックバンドとして活動することを宣言し、生演奏を積極的に取り入れ、自らも全曲でギターを演奏している最新アルバム『Dos Atomos』を5月にリリースした、トラックメイカー/ラッパーの荘子it氏。

2023年10月に口頭遊民ダコタのファーストアルバム『ForMula脱皮とて…』をリリースし、年内にはゲンロンから単行本『アンビバレント・ヒップホップ』の刊行が予定されている批評家/ビートメイカー/MCの吉田雅史氏。

それぞれ1960年代、70年代、90年代生まれによる、世代を超えたヒップホップ鼎談イベントを開催します。 荘子it氏と吉田雅史氏は今春、ゲンロンカフェでのトークイベントを中心に構成された『最後の音楽:| ヒップホップ対話篇』を刊行。「ズレ」をキーワードの一つとし、「ヒップホップとキャラクター」「ヒップホップと『良い音』」などについて、さやわか氏、菊地成孔氏、後藤護氏、Illicit Tsuboi氏をゲストに招き、自由な議論を展開しました。

そんな二人が、今度は日本のヒップホップにおける重要人物、いとうせいこう氏をゲンロンカフェにお招きし、ヒップホップの可能性を探ります。ご期待下さい!

 

▼吉田雅史さんからイベントに向けたコメントが届きました!

ヒップホップその可能性の中心。それについて考えることは、「まだ見ぬ」ヒップホップを探ることが含まれるだろうか。まだ見ぬヒップホップ。そう言葉にするだけでなんだかワクワクする。

もちろん、時代ごとに様々な流行を生きてきたヒップホップは、「まだ見ぬ」スタイルを次々に生み出してきたジャンルでもある。たとえばトラップやドリルといったスタイルも、ヒップホップ黎明期から見れば、「まだ見ぬ」ものだった。

だがドリルが日本にも渡り、和を感じる音ネタやお経のようなフロウのオリジナリティと共に「カッコいいモノ」と評価されるとき、かつての「まだ見ぬ」を目の当たりにしている感が一気にアップする印象がある。あるいは最近島村一平さんが編んだ『辺境のラッパーたち』を読めば、日本も含めワールドワイドに伝播したこの文化が次々と「まだ見ぬ」連鎖を起こしているのを確認できるだろう。

全然別の観点からいけば、最近歌人の川村有史さんとのトークイベントがあったのだが、歌人とラッパーそれぞれの創作に光を当て短歌的な発想についてヒップホップを通して考えてみるという行為からは、「まだ見ぬ」なにかの誕生の気配がした。短歌といえば『最後の音楽』に収録された菊地成孔さんとのイベントでは、文学とヒップホップの関係性について考えたのだった。

そう考えてみれば、いとうさんの「東京ブロンクス」や『MESS/AGE』はまさに文学的想像力が発揮された、一九八〇年代当時にあっては「まだ見ぬ」ヒップホップそのものだった。もっと言えば、それはいまでも変わっていないかもしれない。

いとうさんをお迎えして三者で様々な「まだ見ぬ」スタイルや発想のバリエーションを探る。ヒップホップのさらなる可能性を探る。そんな「まだ見ぬ」対話にワクワクが止まらない。

いとうせいこう Seiko Ito

1961年生まれ、東京都出身。1988年に小説「ノーライフキング」でデビュー。
1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞、「想像ラジオ」で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に『「国境なき医師団」を見に行く』「福島モノローグ」「東北モノローグ」「親愛なる」などがある。
みうらじゅんとは共作『見仏記』で新たな仏像の鑑賞を発信し、武道館を超満員にするほどの大人気イベント『ザ・スライドショー』をプロデュースする。現在はnoteで「ラジオご歓談!」「見仏記9」を配信中。
音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。現在は、口口口(クチロロ)いとうせいこう is the poetで活動。
テレビのレギュラー出演に「ビットワールド」(Eテレ)、「楽しく学ぶ!世界動画ニュース」「フリースタイル日本統一」(テレビ朝日)などがある。

荘子it Zo Zhit

Track Maker/Rapper
1993年生まれ。トラックメイカー/ラッパー。
2019年に1st Album『Dos City』でデビューしたヒップホップ・クルーDos Monosを率い、ラップだけでなくそのほとんどの楽曲のトラック・プロデュースを担当。
2020年に『Dos Siki』、2021年に『Dos Siki 2nd season』『Larderello』などの作品をリリース。英ロンドンのバンドblack midi、米アリゾナのInjury Reserveや、台湾のIT大臣オードリー・タン、小説家の筒井康隆らとの越境的な共作曲も多数。
2024年からDos Monos第二期はロックバンドとして活動することを宣言し、大友良英らが参加した最新アルバム『Dos Atomos』をリリースした。

吉田雅史 Masashi Yoshida

1975年。批評家/ビートメイカー/MC。2000年前後の8th wonderの活動に始まり、現在はヒップホップコレクティヴ、口頭遊民ダコタを引率。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉初代総代。著作に『ラップは何を映しているのか』(大和田俊之氏、磯部涼氏との共著、毎日新聞出版、2017)。訳書に『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(ジョーダン・ファーガソン著/DU BOOKS、2018)。2024年にはゲンロンより単著『アンビバレント・ヒップホップ』リリース予定。ビートメイカー/MCとしては、Meiso『轆轤』(2017)プロデュース、Fake?とのユニットによる『ForMula』((2018)プロデュース、OMSBのEP『ForMulaHAVEN』(2021)、『ForMula喜哀』(2023)への参加など。2023年10月に口頭遊民ダコタのファーストアルバム『ForMula脱皮とて…』リリース。

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放送開始
2024/09/01 19:00
公開終了
2025/03/01 23:59
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放送開始
2024/09/01 19:00
タイムシフト視聴終了
2024/09/08 23:59