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チャンネル会員無料
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一般1,485円
【イベント概要】
その夜、ゲンロンカフェが雀荘になる──10年の時を経て、ゲンロン杯がまさかの復活! 今回のテーマは「超文学麻雀」だ。
文学界の未来を占う闘いに集うのは、「麻雀最強戦2020 著名人超頭脳決戦」で優勝を果たした宮内悠介、弁護士経験だけでなく元プロ雀士の経歴をもつ新川帆立、麻枝准原作のアニメ『神様になった日』の伝説的な麻雀回を監修した坂上秋成、そしてゲンロンSFスクールだけでなくSF界の麻雀大会をも率いていると噂の大森望。
実況解説は、ともに第1回ゲンロン杯の参加者である文芸評論家の市川真人と東浩紀がつとめる。
なぜ麻雀のためにこんな豪華なメンツが集まったのか。担当者も、東さえもわからない伝説のイベントがここに始まる!
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。
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大森望 Nozomi Ohmori
1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》、《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。
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坂上秋成 Shusei Sakagami
1984年生、作家。主な著作に『ファルセットの時間』(筑摩書房)、『惜日のアリス』、『夜を聴く者』(いずれも河出書房新社)、『モノクロの君に恋をする』、『紫ノ宮沙霧のビブリオセラピー』(いずれも新潮文庫nex)、『ONE PIECE novel LAW』(集英社) など。小説以外の仕事として『TYPE-MOONの軌跡』、『Keyの軌跡』(いずれも星海社新書)。
ゲームシナリオの執筆も行い、主な作品に『ヘブンバーンズレッド』でのシナリオ協力、2024年発売予定の『オールインアビス イカサマサバキ』のシナリオライターなど。
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新川帆立 Hotate Shinkawa
photo MORI Kiyoshi
1991年アメリカテキサス州ダラス生まれ、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部、同法科大学院修了後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。
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宮内悠介 Yusuke Miyauchi
1979年、東京生まれ。幼少期より1992年までニューヨーク在住。早稲田大学第一文学部英文科卒。2010年、囲碁を題材とした短篇「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞。2012年、連作短篇集『盤上の夜』(東京創元社)を刊行し単行本デビューした。同書は第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞。さらに第2作品集である『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)も、第149回直木賞候補となり、第34回日本SF大賞特別賞を受賞。2015年、初の長篇『エクソダス症候群』(東京創元社)を発表。
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市川真人 Makoto Ichikawa
20世紀末から約20年、文芸雑誌「早稲田文学」のリニューアルや文学フリマ、各種国際文芸フェスティバルの立ち上げ、文芸批評、TBS系情報番組「王様のブランチ」等各種媒体での書籍紹介など主に文芸ジャンルの更新を手がけつつ、早稲田大学等で教壇に立つ。直近の10年は関心を広義のメディアとコミュニケーションテクノロジーに移し、AIの設計概念を用いたコンテンツ分析の基礎研究やアプリケーション・ラボの企画アドバイスなどを行いつつ、半世紀に渡るギャンブル狂を加速させている。著書に『小説の設計図【ルビ:メカニクス】』、『紙の本が亡びるとき?』、『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか』など。
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東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。