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チャンネル会員無料
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一般1,320円
本イベントは、シラスのゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
放送開始から3時間を超えてイベントが続いた場合、有料で延長配信をおこないます。
シラスのシステム上、延長部分のみの購入はできません。延長部分のご視聴をされたい方は、あらかじめシラスで番組本編をご購入ください。
【イベント概要】
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、まもなく3年となります。にわかに停戦に向けた動きが報じられるようになった昨今ですが、この間戦況の推移とともに、変化してきたロシア国内の言論状況や反戦運動のあり方について、日本で語られる機会は決して多くはありません。
本配信では、ロシア研究者の上田洋子がこの3年間の動きを振り返りつつ、昨年、東浩紀と共に行った旧ユーゴスラヴィア圏の取材もふまえ、戦争と平和の狭間で揺れる社会について考えます。
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東浩紀です。今回は聞き手です。いつもイベントでは聞き手になりがちな上田さんですが、彼女はこの3年、ロシア語のSNSを中心に草の根の情報を集め続けており、そのなかには政治学者や軍事評論家による解説が中心のマスコミ報道ではほとんど報道されないことも含まれています。この番組ではその話をまとめて伺います。
ロシアは悪、民主主義は善と叫べば済んでいた時代は(残念ながら)終わりました。ウクライナを外した米露2国による停戦交渉が本格化し、ロシアがプーチン体制のまま国際社会に復帰する可能性が高くなっています。とにかく、それが現実です。そんな状況を踏まえ、あらためて「ロシアとはなにものか」「ロシアの大国志向はなにに起因しているのか」を、政治家の発言だけでなく、アーティストや文学者の発言まで含めてレンジを広げて考えるべきではないでしょうか。これからのロシアとウクライナに関心のある方はぜひご覧ください。
番組では旧ユーゴスラヴィアの話も少しします。多民族共生の夢が凄惨な内戦へと変わり、欧米メディアが一斉にセルビアを非難した30年前のユーゴスラヴィア内戦には、今回のウクライナ・ロシア戦争に似た構造があったように思うからです。(東浩紀)■
※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

上田洋子 Yoko Ueda
撮影=Gottingham
1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳者。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。2023年度日本ロシア文学会大賞受賞。著書に『ロシア宇宙主義』(共訳、河出書房新社、2024)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。

東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。