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一般 入場券3,000円
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学生 入場券2,500円
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友の会会員限定最前列席 入場券3,500円
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チャンネル会員無料
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一般1,485円
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チャンネル会員無料
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一般1,500円
本イベントは、ゲンロンカフェでの会場観覧、またはシラス・ニコニコ生放送のゲンロン完全中継チャンネルからインターネット配信でご覧いただけます。
会場での当日券販売も行います。ただし、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
トランプ関税で、世界経済は鎖国化してしまうのか? たほうで、AIやEV、半導体といった新しい産業は国境を越えていく。今年話題を読んだ中国発のAI「DeepSeek」をめぐっては、アメリカの中国に対する半導体輸出規制がかえってイノベーションを産む結果になったともいわれる。保護主義とテクノロジーは、どちらが勝つのだろうか。
トランプ大統領が就任した今年1月に刊行された『ピークアウトする中国』(文春新書)は、『幸福な監視国家・中国』(NHK出版新書)の梶谷懐さんと高口康太さんがふたたびタッグを組んだ一冊。中国経済を支えてきた不動産バブルがコロナ禍後に崩壊し、岐路をむかえたこの国の現状が、高口さんによる現地ルポと梶谷さんのマクロ経済学の知見のコンビネーションで分析されています。
前著で扱われたAI・IT業界だけでなく、電気自動車(EV)や太陽光パネル、半導体といった新興産業も快進撃を見せるという「光」がある一方で、不動産市場の低迷による需要の落ち込みという大きな「闇」も抱える現在の中国。この「光」と「闇」を中国経済を長年規定してきた表裏一体の現象としてとらえる同書の展望から、2025年の激動の世界経済はどのように映るのか。
著者のおふたりに加え、ゲンロンカフェではおなじみの経済学者であり、AIで変貌する経済についても研究している井上智洋さんもお招きしてじっくり議論します。どうぞお楽しみに!
梶谷懐・高口康太『ピークアウトする中国──「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界』(文春新書)
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梶谷懐 Kai Kajitani
1970年生まれ。2001年、神戸大学大学院経済学研究科より博士号取得。神戸学院大学経済学部講師、助教授、神戸大学大学院経済学研究科准教授などを経て、現在、神戸大学大学院経済学研究科教授。専門は現代中国の財政・金融。著書に『現代中国の財政金融システム』(名古屋大学出版会、2011年、大平正芳記念賞受賞)、『日本と中国、「脱近代」の誘惑:アジア的なものを再考する』(太田出版、2015年)、『日本と中国経済』(ちくま新書、2016年)、『中国経済講義』(中公新書、2018年)『幸福な監視国家・中国』(高口康太との共著、NHK出版新書、2019年)、『ピークアウトする中国』(高口康太との共著、文春新書、2023年)共編著に『所有とは何か』(中公選書、2023年)、監訳書に『新中国経済大全』(日経BP、2024年)などがある。
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高口康太 Kota Takaguchi
1976年生まれ。中国経済、中国企業、在日中国人社会などを中心に『月刊文藝春秋』『週刊東洋経済』『Wedge』『WWD JAPAN』などのメディアに寄稿。『ピークアウトする中国 「殺到する経済」と「合理的バブル」の限界』(文春新書、梶谷懐氏との共著)、『中国“コロナ封じ”の虚実―デジタル監視は14億人を統制できるか』(中央公論新社)、『幸福な監視国家・中国』(NHK出版、梶谷懐との共著)、『プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション』(KADOKAWA、高須正和との共編)など著作多数
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井上智洋 Tomohiro Inoue
駒澤大学経済学部准教授、早稲田大学非常勤講師、慶應義塾大学SFC研究所上席研究員、総務省AIネットワーク化検討会議構成員、AI社会論研究会共同発起人。博士(経済学)。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2011年に早稲田大学大学院経済学研究科で博士号を取得。早稲田大学政治経済学部助教、駒澤大学経済学部講師を経て、2017年より同大学准教授。著書に『人工知能と経済の未来』(文春新書)、『MMT 現代貨幣理論とは何か』(講談社選書メチエ)、『純粋機械化経済』(日本経済新聞出版社)など。