ゲンロン 大森望 SF創作講座 第8期#8授業 8

「ゲンロン 大森望 SF創作講座」の授業です。担当講師は藤井太洋先生と浅井愛先生、大森望先生です。

【スケジュール】

1限 19:00-20:00:講義

2限 20:10-22:10:梗概講評会

3限 22:20-23:20:実作講評会

【第8課題】

「辺境を描くSFを書いてください」

受講生の皆さん、最後の実作ですね。そろそろ筆も滑らかになってきたことでしょう。ここで一つ、具体的なテーマを設定して書いてみましょう。
皆さんに書いてもらうのは「辺境の暮らし」です。離島でも深い森でも大草原でも構いませんし、もちろん月でも火星でも、さびれたサーバーでも構いません。
考えることはたくさんあります。説得力のある風土と技術、経済、社会を描いてください。他者の訪れない土地で人がどんな絶望に取り憑かれるのか、どんな希望を抱いて暮らすのか、交易や救い、あるいは何かを奪いにその土地を訪れた他者にどう振る舞うのか、開拓した場所なら、そこに元々住んでいた者たちとどんな関係を結んでいるのか。
想像力を振り絞って、住んで自活してみたい、または絶対に住みたくない辺境の物語を考えてください。

(藤井太洋)

提出作品一覧はこちら

ゲンロン 大森望 SF創作講座
SF創作講座2024課題 – 超・SF作家育成サイト

藤井太洋 Taiyo Fujii

1971年、奄美大島生まれ。 国際基督教大学中退。舞台美術、DTP制作、展示グラフィックディレクターなどを経て、2013年までソフトウェア開発・販売を主に行う企業に勤務。2012年、電子書籍個人出版「Gene Mapper」を発表し、作家として一躍注目を浴びる。同年12月短篇小説「コラボレーション」「UNDER GROUND MARKET」の2作で商業誌デビューし、2013年4月に、「Gene Mapper」の増補完全版『Gene Mapper -full build-』(ハヤカワ文庫JA)を刊行。『オービタル・クラウド』(早川書房)で、第35回日本SF大賞、第46回星雲賞(日本部門)を受賞。日本SF作家クラブの第18代会長(2015年~2018年)を務める。

浅井愛(文藝春秋) Ai Asai

編集者。電子文芸誌『別冊文藝春秋』及び「WEB別冊文藝春秋」編集長。『別冊文藝春秋』では小川哲さん一穂ミチさん宮島未奈さん、岩井圭也さん、大前粟生さん、麻布競馬場さん、YouTuberコウイチさんなど旬な作家の方々の小説をお届け。その他、森見登美彦さん『熱帯』、冲方丁さん『十二人の死にたい子どもたち』、有栖川有栖さん『捜査線上の夕映え』等を担当。

大森望 Nozomi Ohmori

1961年高知生まれ。書評家・SF翻訳家・SFアンソロジスト。〈ゲンロン 大森望 SF創作講座〉主任講師。著書に『21世紀SF1000』、『新編・SF翻訳講座』、《文学賞メッタ斬り!》シリーズ(豊崎由美と共著)、《読むのが怖い!》シリーズ(北上次郎と共著)など。アンソロジーに《NOVA 書き下ろし日本SFコレクション》《不思議の扉》の各シリーズのほか、『星雲賞SF短編傑作選 てのひらの宇宙』など。訳書にコニー・ウィリス『ブラックアウト』『オール・クリア』など多数。2013年には『NOVA』が第34回日本SF大賞特別賞を受賞。