カフェに
行く
-
友の会会員限定最前列席 前売券2,600円
-
友の会会員 前売券2,100円
-
友の会会員 当日券2,600円
-
一般 前売券2,600円
-
一般 当日券3,100円
ネットで
見る
-
チャンネル会員無料
-
一般500円
-
チャンネル会員無料
-
一般1,000円
-
レンタル(7日間)600円
【イベント概要】
中田考は民主主義とは制限選挙寡頭制にすぎないと述べている(『私はなぜイスラーム教徒になったのか』)。
人やモノの移動を禁じ、国民とそれ以外とを区別する国民国家(領域国家)の制度は、根源的な問題を抱えており、別の制度に移行すべきだという主張だ。
その制度が「カリフ制」。それは、シャリーア(イスラム法)によって統治された、国境の存在しない理想の世界だと中田は言う。
他方、東浩紀は『一般意志2.0』において、情報技術を利用した民主主義のバージョンアップを提起していた。
動物的な生を保障するグローバルなプラットフォームのうえに、小さな最小国民国家が立ち並ぶべきだというその主張は、中田のカリフ制論と呼応すると言えなくもない。
同構想は、年末刊行予定の『ゲンロン0』でさらに展開される予定である。(『ゲンロン0』の内容の一部は『ゲンロン観光通信 #7』『ゲンロンβ4』で読める)。
カリフ制と一般意志に共通点はあるのか。中田と東の対話は成立するのか?
そもそも、国民国家と民主主義がダメだとして、それをそう簡単に放棄してよいのか?
現代世界のシステムを根本から問い直す、大型対談がここに実現!
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
中田考 Hassan Ko Nakata
1960年岡山県生まれ。東京大学文学部(学士)、同大学院人文科学研究科(修士)、カイロ大学文学部大学院哲学科(Ph.D)。イスラーム政治哲学専攻。在サウジアラビア日本大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授を経て現在同志社大学客員教授。主著『イスラームの論理』(筑摩選書)、『イスラーム法とは何か?』(作品社)、『カリフ制再興』(書肆心水)、『私はなぜイスラーム教徒になったのか』(太田出版)、『イスラーム-生と死と聖戦』(集英社新書)など。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。