ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第3期#921世紀初頭の身体表象──その特質を表す適切な命名法を考案し、その命名の適切性、有効性を具体的な作品、事象によって論証せよ──空間芸術(2nd cycle)

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【課題】

21世紀初頭の身体表象――その特質を表す適切な命名法を考案し、その命名の適切性、有効性を具体的な作品、事象によって論証せよ

肉体とは何か、それを「さまざまな出来事が刻み込まれる平面」と定義したのはミシェル・フーコーであった。もしそうだとするならば、出来事の多様性によって肉体もまた多様な姿をとって現れるだろう。いや、むしろ現実に、歴史的な推移の中で、肉体があまりにも違った姿で表象されてきたことを確認することからフーコーはこのような肉体の定義に辿り着いたのだ。特権的肉体、器官なき身体、錯乱する身体、衰弱体、カタストロフィーの身体、こども身体、表層的身体、エイリアンの身体、滑走する身体、崩壊する皮膚など、われわれの周りでも、身体はさまざまに命名されてきた。もちろんそれは身体の普遍的な特徴を指し示すものではなく、その時々のそのありうべき姿、もしくは現実にある身体についての命名である。歴史性と地域性を背負った肉体はそのときどきで別の顔をわれわれに見せてくる。それは強いられ、余儀なくされて生み出されたものであったり、抵抗の中から生み出されてきたものであったり、あるいは無自覚、無意識的なものであったりさまざまであるが、現実に提示された肉体から、われわれは出来事の歴史を、社会の現実を想像することもできる。そして、われわれの課題である。それを繰り返そう。21世紀初頭の身体表象を特徴づけるものは何か。芸術作品はそれをどのように表象しているか。演劇、ダンス、美術、音楽、スポーツ、文学、いや、国会、車内、街頭、酒場、何でもいい、どこでもいい、21世紀初頭のいまを身体的な現象を通して読み解くことが出来るならば、素材は何でもいい。奇抜な命名、事例、大歓迎です。ということで、皆さんの原稿をお待ちしております。(おおとり ひでなが)

 

【イベント後記】

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佐々木敦 Atsushi Sasaki

撮影=新津保建秀
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉主任講師。『即興の解体/懐胎』(青土社)、『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『例外小説論』(朝日新聞出版)、『ニッポンの文学』(講談社現代新書)、など著書多数。近著に『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『筒井康隆入門』(星海社新書)、10/25発売『新しい小説のために』(講談社)がある。

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放送開始
2017/11/01 19:30
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2017/11/08 18:00
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放送開始
2017/11/01 21:30
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2017/11/01 23:59