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【イベント概要】
ニコニコ学会βを支えた江渡浩一郎+くとのコンビと、ゲンロンカフェのオーナー・東浩紀が、各分野の最前線で活躍する野生の研究者を招く新シリーズが始動!
撮影=五十地輝
第1回のゲストはメディアアーティストの八谷和彦(東京芸術大学准教授)。
メールソフト「ポストペット」の生みの親である氏は、2003年から『風の谷のナウシカ』に登場する飛行装置「メーヴェ」をモデルに小型飛行機を開発するプロジェクト「OpenSky」を始動。
模型からスタートし、実寸サイズの機体の制作、グライダーでの飛行訓練などを経て、ジェットエンジンを搭載した自作飛行機を作り上げた。
今年7月には北海道滝川市で公開飛行を実現し、高度70メートルの飛行を披露している。
※朝日新聞デジタルで動画が公開中。
【動画】空を飛ぶ「メーヴェ」型の機体 撮影=山本裕之
「メーヴェ」空を舞う 構想から13年、初の公開飛行:朝日新聞デジタル
「メーヴェで飛んでみたい」……と思うのは簡単。
しかしそれに向けて青写真を描き、ひとつひとつ現実に向けて動いていくのは並大抵のことではない。物理的な困難もあれば、資金を確保したり、飛行許可を得たりといった苦労も数え切れないはずだ。
八谷はそれをどのように乗り越え、実際に空を飛ぶまでに至ったのか?
お互いの目と耳を交換する「視聴覚交換マシン」、後続の車にお礼を伝えられる「サンクステイル」など、数々の卓越したアイデアを実際のモノとして作品化し、民間で小型ロケットの開発・軌道投入を目指す「なつのロケット団」にも参加する八谷に、空想を現実にする方法、そのモチベーション、そしてさらなる夢を聞く。
【イベント後記】
当日のtweetのまとめはこちら!
八谷和彦 Kazuhiko Hachiya
撮影=米倉裕貴
メディア・アーティスト
1966年4月18日(発明の日)生まれの発明系アーティスト。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)画像設計学科卒業、コンサルティング会社勤務。その後(株)PetWORKsを設立。現在にいたる。
作品に《視聴覚交換マシン》や《ポストペット》などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード《エアボード》やメーヴェの実機を作ってみるプロジェクト《オープンスカイ》などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。
2010年10月より東京芸術大学先端芸術表現科 准教授。
江渡浩一郎 Koichiro Eto
撮影=Yoichi Onoda
ニコニコ学会β実行委員長・プログラム委員長。
1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了。博士(情報理工学)。メディアアーティストとして、「sensorium」でアルス・エレクトロニカ賞グランプリを1997年に受賞。国立研究開発法人産業技術総合研究所主任研究員として「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける傍ら、2011年11月に「ニコニコ学会β」を立ち上げた。おもな著書に『進化するアカデミア』(イーストプレス)、『ニコニコ学会βを研究してみた』(河出書房新社)、『パターン、Wiki、XP』(技術評論社)。
くとの Chthono
ニコニコ学会β運営委員長。
電子工作や自作真空管アンプにいそしんだ小学生の頃、将来の夢はリニアモーターカーの研究開発。人間が生きる根源を問いたくて哲学・宗教学の道に進路変更するも、大学生時代は文系学部からロボットコンテストに参戦。その後は宗教思想の文献研究を続けたが、ひょんなことでLED5000個使用の初音ミク電飾ウェディングドレスをチームで制作してからニコニコ学会βに関わり、研究者人生に大きな転機が訪れる。文系学部の危機が叫ばれるなか、実装のない思想・思想のない実装を打破すべく「作る人文学」をかかげ、人文系と理工系の境界領域で活動。抽象的で難解な宗教思想の概念を視覚化・可触化し、誰にも理解しやすい感覚対象として表現するなど、先鋭的な研究を進めている。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。