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webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
「メタとメタをつなぐ対話」
https://webgenron.com/articles/article20230919_01/
【イベント概要】
2025年4月に開学予定のZEN大学(仮称)(設置構想中)と株式会社ゲンロンが共同で運営する新公開講座、第2弾! 今回は、株式会社SCIENTA・NOVA代表で数学者の加藤文元さんをお迎えし、角川ドワンゴ学園理事の川上量生さんとゲンロンの東浩紀がお話を伺います。
IUT理論(宇宙際タイヒミュラー理論)は、京都大学の望月新一教授が提唱した画期的な数学理論。歴史的な難問「ABC予想」を解くものとして世界的に知られましたが、その難解さから論争を引き起こしました。IUT理論はまだ世界の数学界によって受け入れられたとは言い難い状況です。
こうしたなか、望月教授と個人的に交流があり、IUT理論の解説書も書かれている加藤さんが中心になって、IUGC(宇宙際幾何学センター)が設立されました。なぜIUT理論は一部の数学者に受け入れられないのか。日本人が提唱したという地域性は関係するのか。数学とはどのような学問で、誰がどう数学を行い、そこにはいかなる歴史があったのか。3人で議論します。
IUT理論騒動に限らず、数学をめぐる論争の歴史のなかには、文理を越えた学問と人間の物語が垣間見えると加藤さんは指摘します。ZEN大学とゲンロンのコラボだからこそ実現できる、新しい知の出会いにご期待ください。
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ZEN大学は、すべての授業をインターネットを介して受けられる2025年4月開学予定の“日本発の本格的なオンライン大学”です。大学卒業資格取得に必要な学びをオンラインで完結することができます。
特定の学問領域に偏ることなく幅広く、ネットを駆使して、全国、いつでも、どこでも、最先端の学びを提供します。また、企業や地域などと連携したプログラムやインターンシップなどの機会を豊富に創出し、これからの社会を生き抜く実践力を養います。
※ZEN大学(仮称)は設置構想中のため、掲載している内容は今後変更の可能性があります。
加藤文元 Fumiharu Kato
1968年生まれ。1997年京都大学大学院理学研究科博士後期課程(数学・数理解析専攻)修了。博士(理学)。九州大学大学院助手、京都大学大学院准教授、熊本大学大学院教授を経て、東京工業大学理学院数学系教授。2022年10月より東京工業大学名誉教授、株式会社SCIENTA・NOVA代表取締役、学校法人角川ドワンゴ学園理事。専門は代数幾何学・数論幾何学。主な著書に『数学する精神』(中公新書)『ガロア』『宇宙と宇宙をつなぐ数学』(角川ソフィア文庫)『リジッド幾何学入門』(岩波書店)『Foundations of Rigid Geometry I』(共著・EMS)など。2019年第2回八重洲本大賞。
撮影:河野裕昭
川上量生 Nobuo Kawakami
1968年生まれ。大阪府出身。京都大学工学部卒業。97年株式会社ドワンゴ設立。
通信ゲーム、着メロ、動画サービス、教育などの各種事業を立ち上げる。
株式会社ドワンゴ顧問、株式会社KADOKAWA取締役、学校法人角川ドワンゴ学園理事、スタジオジブリプロデューサー見習い。
著書として『ルールを変える思考法』(KADOKAWA)など。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。