野生の天皇制──新宗教、『大嘗祭の本義』、現代文学

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【イベント概要】

『日本2.0』では、アジアから発した膨大な情報の流れが積み重なって形になった特異な場所として「日本」が抽出されていた。その「フロー」(流れ)と「ストック」(蓄積)の結節点には、列島国家の象徴となる天皇が位置づけられる。
幕末から維新の動乱期に形成された近代天皇制の裏面では、新宗教の教祖たちや民俗学者たちが、意識的あるいは無意識的にもう一つの天皇制を模索していた。
現代文学にまで大きな影響を与えている「野生の天皇制」の諸相を論じたい。

安藤礼二 Reiji Ando

1967年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文芸評論家、多摩美術大学美術学部准教授、同芸術人類学研究所所員。2002年「神々の闘争──折口信夫論」で群像新人文学賞優秀賞受賞。著書に『神々の闘争 折口信夫論』(講談社、2004年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『光の曼陀羅 日本文学論』(講談社、2008年、大江健三郎賞および伊藤整文学賞受賞)など。また『折口信夫文芸論集』『天皇論集』『芸能論集』『対話集』(いずれも講談社文芸文庫)の編集を担当する。最新刊『折口信夫』(講談社、2014年)はサントリー学芸賞、角川財団学芸賞を受賞。

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