ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 第4期#22グループ展B「眩暈」講評会──講評会2

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〈ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校〉第4期、グループ展B講評会の模様を生中継します。
放送時刻は14:45-17:30を予定しています。第1部は五反田アトリエから展示の様子を、第2部はゲンロンカフェから講評会の様子を中継します。

 

 

【展覧会概要】

展覧会名:「眩暈」
出展作家:アイコン(SHU-TING CHANG) / 青木美紅 / 江原沙保梨 / すーちゃん / 杉本幸子 / 林修平 / 松浦香帆 / 松枝昌宏 / PHILIPP AUBERT
会期:2018年10月13日(土) ~ 21日(日) ※10月20日(土)は講評のため終日休廊
開廊時間:平日/15:00-20:00 土日/13:00-20:00

会場:ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエ 〒141-0022 東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F
※ 展覧会の会場はゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエとなります。ゲンロンカフェでは開催されませんので、ご注意ください。
※ 講評日の10/20(土)は講評のため終日休廊とさせていただきます。ご了承ください。
※ 講評会会場への入場は、受講生のみとなっております。一般のお客様は中継にてご覧ください。

「眩暈」ステートメント

「眩暈」はゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校4期生のうち、グループBに属する9名による展覧会です。
本展が焦点を当てようとしているのは、現実を知覚している「私」と、「私」の外部に存在する諸々の間に展開している領域です。
それは変容の過程や運動そのものに対する関心と言っても良いかもしれません。いまここで私たちに見えている世界は、周囲のイメージからの働きかけ次第で良くも悪くも容易に転変してしまいます。
その寄る辺なさをどう逆手に取る事ができるのか。
ここで強調しておきたいのは、本展の態度は反-現実的なものではなく、半-現実的な曖昧な領域に対するアプローチにあるという事です。
象徴的な例として、作家の一人はイメージ・リハーサルという治療法に注目しています。
PTSDなどを原因とした「悪夢」に対する治療に用いられるものです。
具体的には「悪夢」の内容を一旦紙に書き出し、より良い内容に書き換えることによって夢の内容をコントロール下に置こうという試みであり、そこには夢と現実が複雑に絡み合う往還があります。
このように本展はそれぞれの実存的な背景からスタートし、そこに潜在する複雑な経験を可視化しようとする手段として企図されています。
本展はその不安定で曖昧な場所に一旦とどまる事を可能にする装置であり、私たちは、チカチカとした眩暈の中でしか見られないような何かを、その空間に投影することを試みた9つのモデルを提示します。

(林修平)

 

【イベント後記】

 

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【新芸術校第4期 今後の展覧会予定】

グループ展C「まさにそうであることの嚥下 / Swallowing what exactly is that」
2018年11月10日(土) ~ 18日(日)
出展作家:AQ(劇団 芸術治療院) / BB[おおば英ゆき] / 木村文香 / 國冨太陽 / 小林真行 / 谷本美貴子 / F・貴志
講評会審査員:高山明、黒瀬陽平

グループ展D「ANAGRA Round Trip」
2018年12月1日(土) ~ 9日(日)
講評会審査員:宇川直宏、黒瀬陽平

最終講評会
2019年3月2日(土)
出展作家:グループ展A~D講評会での成績上位5名
講評会審査員:岩渕貞哉、津田大介、和多利浩一、黒瀬陽平

 

【新芸術校第4期 これまでの展覧会】

グループ展A「オソレの品種改良」
2018年9月15日(土) ~ 23日(日)
出展作家:伊賀 大/三浦春雨/浦丸真太郎/BeBe
講評会審査員:鴻池朋子、黒瀬陽平

 

 

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ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校 – ゲンロンスクール

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飴屋法水 Norimizu Ameya

1979年、17才で唐十郎の「状況劇場」に参加。1983年「東京グランギニョル」結成、演出家として独立。1990年からレントゲン藝術研究所など美術の場に発表を移す。1995年より「動物堂」で動物の飼育と販売に従事しながら、1999年「日本ゼロ年」展、2005年「バ ング ント」展など。2007年、平田オリザ作「転校生」の演出で演劇に復帰。以後、FT、吾妻橋ダンスクロッシング、ポ・ナイトなどに連続参加。小説家朝吹真理子、山下澄人との共同制作や、大友良英、テニスコーツなど音楽家とのライブ共演も多数。近年の主な仕事に、展覧会「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」、演劇作品「スワン666」(2018年)、小説『彼の娘』(2017年)など。戯曲『ブルーシート』(2014年)で第58回岸田國士戯曲賞を受賞。

黒瀬陽平 Yohei Kurose

1983年生まれ。美術家、美術評論家。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に「破滅*ラウンジ」(2010年)、「キャラクラッシュ!」(2014年)、「カオス*ラウンジ新芸術祭2015『市街劇 怒りの日』」(2015年)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」にカオス*ラウンジとして参加。著書に『情報社会の情念』(NHK出版)。

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放送開始
2018/10/20 14:45
タイムシフト視聴終了
2018/10/20 17:30