JST構造化チーム若手・共創支援グループ主催 若手研究者の新キャリアパス──第1回「在野研究者という生き方・文系編」

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【概要】

 JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)のセンター・オブ・イノベーションプログラム(以下、COIプログラム)では、構造化チームが中心となって若手人材の活躍促進(以下、構造化チーム「若手」)に取り組んでいます。このたび、株式会社ゲンロンの協力で、構造化チーム「若手」の学生&若手・共創支援グループリーダーより「若手研究者の新たなキャリアパス」について考える番組を3回にわたって配信します。

 現在、アカデミック・ポジションの若手研究者は、ほぼ全員が任期付きです。加えて、多くの若手研究者は「大学・研究所に属さないと、研究はできない(競争的資金も獲得しづらい)」と考え、次のポスト探しに疲弊しています。

 第1回目となる本イベントでは、荒木優太氏(評論家・『在野研究ビギナーズ』編著者)、綿野恵太氏(批評家・『「差別はいけない」とみんないうけれど。』)、辻田真佐憲氏(近現代史研究家・『日本の軍歌』『古関裕而の昭和史』)、東浩紀氏(批評家・株式会社ゲンロン創業者)を迎えて議論します。

 アカポスに縛られない生き方の利点と問題点から「若手研究者の在り方」を改めて考え、研究者以外の視聴者にも日本の高等教育の現状を考えるきっかけとしていただければ幸いです。(JST・COIプログラム構造化チーム「若手」学生&若手・共創支援グループリーダー 橘由里香)

※ 放送のみ(会場は無観客)のイベントです。

荒木優太 Yuta Araki

1987年東京都生まれ。在野の文学研究者。専門は有島武郎。明治大学文学部卒業。同大学院文学研究科日本文学専攻博士前期課程修了。2015年に群像新人評論優秀賞を受賞。著書に『これからのエリック・ホッファーのために――在野研究者の生と心得』(東京書籍)、『貧しい出版者――政治と文学と紙の屑』(フィルムアート社)などがある。2019年に編集した『在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活』(明石書店)で、「在野研究者論」の第一人者として注目される。

綿野恵太 Keita Watano

1988年大阪府生まれ。批評家。元出版社勤務。詩と批評『子午線』同人。2019年に『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社)を上梓。論考に「真の平等とはなにか? 植松聖と杉田水脈「生産性」発言から考える」「『みんなが差別を批判できる時代』に私が抱いている危機感」「大炎上したローラ『辺野古工事中止呼び掛け』をどう考えればよいか」(以上三篇、いずれも「現代ビジネス」講談社など。「オルタナレフト論」を連載中(晶文社スクラップブック)。

辻田真佐憲 Masanori Tsujita

1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。

東浩紀 Hiroki Azuma

1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。

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放送開始
2021/02/08 19:00
放送終了
2021/02/26 23:59
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放送開始
2021/02/08 19:00
タイムシフト視聴終了
2021/02/15 23:59