日本と世界は「中国化」したのか──制度、資本、権威主義【『ゲンロン13』刊行記念】

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放送開始から4時間30分を超えてイベントが続いた場合、ニコ生では配信を終了しますが、シラスでは有料で延長配信をおこないます。
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webゲンロンに、イベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
「権威主義なんかこわくない? 『納得可能性』から考える中国」
https://webgenron.com/articles/article20230613_01/

 

【イベント概要】

混迷する情勢のなか、日本と世界はどこへと向かうのか──。
中国では、先日の中国共産党大会で習近平国家主席にいちだんと権力を集中させるかたちの新体制がしかれた。世界的にも強権的な政権が目立ち、世情は不安定化している。そんななか、グローバル経済のゆくえもますます不透明になっているように思われる。

世界のすべての国がやがては欧米型の近代社会に至るといった、ポスト冷戦期に希望をもって語られたモデルが失効したことは明らかだ。しかし、それでは欧米以外の地域は結局どうなるのか。私たちは「近代社会」以外のモデルを、なにを材料に組み立ててゆけばよいのか。

2011年、「中国化」のキーワードで中世から現代にいたる日本と世界の政治史・経済史を描きなおし、一躍話題となった本がある。與那覇潤氏の『中国化する日本』(文春文庫)だ。ここで言う「中国化」とは、①市場と秩序の自由化・流動化、②政治権力の一元化・道徳化、で特徴づけられる方向に社会が向かうことを意味する。
いまこそ、あらためてこの観点からわれわれの社会の行く末を考えるべきときではないか。

今秋刊行の、『ゲンロン13』の巻頭鼎談「情報時代の民主主義と権威主義」に参加した経済学者の梶谷懐氏は、自身のブログや『日本と中国、「脱近代の誘惑」』(太田出版)などで同書をたびたび取り上げている。同書の試みを評価する一方、「中国的なるもの」とはなにかをさらに掘り下げ、議論を発展させるべきだと言う。辻田真佐憲氏は、『ゲンロン13』所収の対談「令和の国体──歴史・天皇・安全保障」では、これからの日本の「国のかたち」をより主体的かつ具体的に考えていく必要性を説いた。

日本と世界のいまの姿は「中国化」の行き着いた先なのか。そもそも「中国的なるもの」とはなにか。そして、われわれはそこからどのような指針を見出せばよいのか。
お三方の白熱の議論を、ぜひお楽しみに!


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ゲンロン13』(ゲンロン)

梶谷懐 Kai Kajitani

1970年生まれ。2001年、神戸大学大学院経済学研究科より博士号取得。神戸学院大学経済学部講師、助教授、神戸大学大学院経済学研究科准教授などを経て、現在、神戸大学大学院経済学研究科教授。専門は現代中国の財政・金融。著書に『現代中国の財政金融システム』(名古屋大学出版会、2011年、大平正芳記念賞受賞)、『日本と中国、「脱近代」の誘惑:アジア的なものを再考する』(太田出版、2015年)、『日本と中国経済』(ちくま新書、2016年)、『中国経済講義』(中公新書、2018年)『幸福な監視国家・中国』(高口康太との共著、NHK出版新書、2019年)などがある。

與那覇潤 Jun Yonaha

1979年生。東京大学大学院総合文化研究科で博士号取得後、2007~17年まで地方公立大学准教授。当時の専門は日本近現代史で、講義録に『中国化する日本』(文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)。離職後は『知性は死なない』(文春文庫)、『心を病んだらいけないの?』(斎藤環と共著、新潮社。第19回小林秀雄賞)など、自身の病気の体験も踏まえた言論活動を在野で行っている。新型コロナウイルス禍での学界の不見識に抗議して、2021年の『平成史』(文藝春秋)を最後に「歴史学者」の呼称を放棄した。近刊に『過剰可視化社会』(PHP新書)など。

辻田真佐憲 Masanori Tsujita

1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科中退。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』『古関裕而の昭和史』『文部省の研究』(文春新書)、『天皇のお言葉』『大本営発表』(幻冬舎新書)、『空気の検閲』(光文社新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)などがある。監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)など多数。軍事史学会正会員、日本文藝家協会会員。

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