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【イベント概要】
『存在論的、郵便的』の刊行から四半世紀のこの夏、東浩紀の新著『訂正可能性の哲学』がゲンロンより刊行されました。
『存在論的、郵便的』はフランス現代思想についての著作ですが、「訂正可能性」という言葉はすでにそこに登場しています。それから25年、東はそんな言葉をウィトゲンシュタインやアーレント、ローティ、バフチン、そしてルソーなどと結びつけ、まったく新しい哲学概念へと練り上げました。
ひとは必ずまちがえる、しかしそこに可能性があるのだ——それが『訂正可能性の哲学』の主張ですが、それはまた、ポリティカル・コレクトネスとデータ万能主義に支配された現代へのアンチテーゼでもあります。
今回ゲンロンでは、そんな新著の刊行を記念して、文化人類学者の小川さやかさんをお迎えして記念イベントを開催いたします。
小川さんは、『チョンキンマンションのボスは知っている』で知られる文化人類学者。タンザニアや香港でフィールドワークを行い、「インフォーマル経済」を研究されています。行商人たちの「いいかげんさ」に注目する小川さんが、東の「まちがい」についての問題提起をどのように読むのか。興味は尽きません。
小川さんの前回の登壇は2021年11月。チャーミングな語り口と豪胆なエピソードが話題になりました。それから2年のあいだに、戦争が始まり、コロナ禍は終わり、生成系AIが急速に発展するなど、さまざまな変化がありました。それらの変化をうけて、いまふたりは人間についてどう考えているのか。いまもっともホットな文化人類学者と哲学者の対話にご期待ください!
東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)
小川さやか Sayaka Ogawa
立命館大学先端総合学術研究科・教授。1978年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科一貫制博士課程指導認定退学。博士(地域研究)。専門は文化人類学、アフリカ研究。国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員、同助教、立命館大学先端総合学術研究科准教授を経て現職。主な著書に『都市を生きぬくための狡知—タンザニアの零細商人 マチンガの民族誌』(2011年、世界思想社、第33回サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学—もう一つの資本主義経済』(2016年、光文社)、『チョンキンマンションのボスは知っている—アングラ経済の人類学』(2019年、春秋社、第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)など。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。