カフェに
行く
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一般 入場券3,500円
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学生 入場券3,000円
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友の会会員限定最前列席 入場券4,000円
ネットで
見る
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チャンネル会員無料
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一般1,980円
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チャンネル会員無料
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一般2,000円
また、ゲンロンカフェでの会場観覧もございます。残席がある場合には会場での当日券販売も行いますが、ご準備できる座席数に限りがございます。おはやめにPeatixでご予約いただくようお願いをいたします。Peatixでのお申込みは、イベント当日の開始時刻まで可能です。
【イベント概要】
臨床心理士の東畑開人さんと山崎孝明さんをお招きし、東浩紀をホストとして、心と平和について語るトークイベントを開催します。本イベントは、東畑さんの新著『雨の日の心理学』(KADOKAWA)と東浩紀の最新論考「平和について」を収録した『ゲンロン17』のダブル刊行記念となります。
東の論考は、紀行文の体裁をとりながら戦争と平和の対比について考えるもの。その対比は、東畑さんの新著に書かれた「晴れの日」と「雨の日」の対比、そしてセラピーとケアの対比に重なるのではないかと東は言います。
考えてみれば、平和とは、政治的な概念であるよりも前に、まずは心の状態を表す言葉。平和の心理学的な条件を考えることは、地政学的で軍事的な言葉ばかりが飛び交っているいまだからこそ大事なことであるはずです。そんな問題について、哲学者と臨床心理のプロが語り合います。
本イベントは、10月4日に東中野で行われた金剛出版さん主催による山崎さんの新著刊行記念イベントの続編でもあります。そのイベントでは、東畑さんと山崎さんによる「東浩紀論」とも言える充実のプレゼンが展開されましたが、話し足りない部分も多く残りました。そこでこの第2弾の開催となったわけです。というわけで、本イベントは東浩紀読者にも必見!
今回は心理療法の歴史と現在について具体的なプレゼンを受けながら、心の戦争と平和、そして世界の戦争と平和について3人で考えたいと思います。会場での参加もお待ちしています!
東畑開人 Kaito Towhata
1983年東京生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。臨床心理士・公認心理師・博士(教育学)。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、現在、白金高輪カウンセリングルーム主催。著書に『野の医者は笑う──心の治療とは何か』(誠信書房、2015年)、『日本のありふれた心理療法──ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房、2017年)、『居るのはつらいよ──ケアとセラピーについての覚書』(医学書院、2019年)、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋、2021年)、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社、2022年)、『ふつうの相談』(金剛出版、2023年)など。訳書にジェイムス・デイビス『心理療法家の人類学──こころの専門家はいかにして作られるか』(誠信書房、2018年)、ドナルド・ロバートソン『認知行動療法の哲学──ストア派と哲学的治療の系譜』(金剛出版、2022年)。2019年、『居るのはつらいよ』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊国屋じんぶん大賞2020受賞。2024年9月『雨の日の心理学──こころのケアがはじまったら』(KADOKAWA)を上梓。
山崎孝明 Takaaki Yamazaki
1985年生まれ。臨床心理士。上智大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。現在、こども・思春期メンタルクリニック/市ヶ谷心理相談室 心理士。著書に『精神分析の歩き方』、共著に『精神分析的サポーティブセラピー(POST)入門』(ともに金剛出版)、共訳書にFreud, S.『フロイト技法論集』、『フロイト症例論集2』(ともに岩崎学術出版社)がある。2024年8月『当事者と専門家──心理臨床学を更新する』(金剛出版)を上梓。
東浩紀 Hiroki Azuma
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。著書に『存在論的、郵便的』(第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』、『クォンタム・ファミリーズ』(第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』、『弱いつながり』(紀伊國屋じんぶん大賞2015)、『観光客の哲学』(第71回毎日出版文化賞)、『ゲンロン戦記』、『訂正可能性の哲学』など。