ほどかれるからだと思考──『かたちは思考する:芸術制作の分析』刊行記念イベント

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【イベント概要】

9月26日、東京大学出版会より平倉圭氏の芸術論集『かたちは思考する:芸術制作の分析』が刊行されました。
ゲンロンカフェでは本書の刊行を記念し、著者の平倉氏、そしてゲストに振付家・ダンサーの岩渕貞太氏をお招きして、トークイベントを開催いたします。

本書でも「複数の時間を踊る」と題されたテキストで、岩渕貞太氏、八木良太氏、蓮沼執太氏のインスタレーションパフォーマンス『タイムトラベル』(2014年)が取り上げられ論じられているほか、平倉氏は岩渕氏のワークショップを企画・開催(岩渕貞太WS「カラダを味わう」)するなど、二人の思考が交差する機会は多くあります。
今回はそんな両氏にじっくりと対話していただく貴重な機会です。イベント当日は、岩渕氏に本書の感想をうかがいながら、『かたちは思考する』の果てしない試みを解読するととともに、「踊ること」と「思考すること」を観客とともに考えることとなるでしょう。ほどかれる身体から何がみえるのか、ぜひ会場にてお確かめください。

▼登壇者よりいただいたコメントを更新しました!(10/2)

からだは思考する。山道で枝をつかむとき、その無意識の姿勢じたいが思考している。つまり特定のパターンを生んで登山という問題を解いている。ではダンスの場合は? そこにはどんな問題があり、なにがパターン産出を駆動するのだろう? そのパターンは周囲の身心をどんなふうに巻き込むのだろう?

このイベントでは、からだと言葉を往復しながら独自の思考をかたちづくっている岩渕貞太さんとともに、『かたちは思考する』で探求した問題群をさらに掘り下げてみたいと思います。

前半は、本書の理論的背景を超圧縮解説。後半はそこから現れた問題を、対話しながら実際にからだを動かしつつ考えてみたい。きっとめちゃくちゃな自由があるはず。

(平倉圭)

 

201612
平倉圭 著『かたちは思考する:芸術制作の分析』(東京大学出版会)
発売日:2019年9月26日 判型:A5ページ数:360頁
<内容紹介>
セザンヌからスミッソンに至る近現代美術,ゴダールの3D映画,トンネル工事の記録写真,そして同時代の演劇やダンスまで,多様なジャンルを横断してひろがる「芸術」という営みを,一貫した方法論的精密さで分析する.芸術作品を見ることを通して,見る「私」を作り変える,驚異の芸術論.

 
<主要目次>
序 章 布置を解く

I 形象の生成
第1章 多重周期構造――セザンヌのクラスター・ストローク
第2章 斬首,テーブル,反光学――ピカソ《アヴィニョンの娘たち》
第3章 マティスの布置――1945年マーグ画廊展示における複数の時間
第4章 屏風の折れ構造と距離――菱田春草《落葉》《早春》を見る
第5章 合生的形象――ピカソ他《ラ・ガループの海水浴場》の物体的思考プロセス

II 大地と像
第6章 断層帯を貫く――『熱海線丹那隧道工事写真帖』
第7章 異鳴的うなり――ロバート・スミッソン『スパイラル・ジェッティ』
第8章 普遍的生成変化の〈大地〉――ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』

III 身振りの複数の時間
第9章 バカボンのパパたち――赤塚不二夫・ウィトゲンシュタイン・橋本平八
第10章 Videmus(われわれが見る)――小林耕平《タ・イ・ム・マ・シ・ン》
第11章 幽霊のグルーヴ――core of bellsの憑依=参与的不一致
第12章 複数の時間を踊る――岩渕貞太・八木良太・蓮沼執太『タイムトラベル』
第13章 近傍の奈落――ジャン=リュック・ゴダール『さらば言語よ』
第14章 ノー・フューチャー――オフィスマウンテン『ドッグマンノーライフ』

あとがき

How Figures think:
Studies of Art Making
HIRAKURA Kei

 

当日のtweetのまとめはこちら

togetter

岩渕貞太 Teita IWABUCHI

振付家・ダンサー。玉川大学で演劇専攻、同時に、日本舞踊や舞踏を学ぶ。ダンサーとして、ニブロール・伊藤キム・山田うん等の作品に参加。2007年より2015年まで、故・室伏鴻の舞踏公演に出演、影響を受ける。2005年より、「身体の構造」「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した自身の創作作品を発表。大谷能生、蓮沼執太など音楽家と共同作品を創る。2012年、横浜ダンスコレクションにて「Hetero」(共同振付・関かおり)が在日フランス大使館賞受賞。舞踏や武術、生物学・脳科学・哲学等からなどからインスパイアされた、独自の身体表現「網状身体」を開発。急な坂スタジオレジデントアーティスト。DaBYレジデンスアーティスト。玉川大学非常勤講師。
写真=野村佐紀子

平倉圭 Kei Hirakura

1977年生。芸術学。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。芸術制作における知覚と行為の働きを研究している。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、第二回表象文化論学会賞受賞)、共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社)、『 ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室)、『美術史の7つの顔』(未來社)など。新著に『かたちは思考する:芸術制作の分析』(東京大学出版会)。

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